マーケティングは考え方が大事だと思ってます。
この記事では、私が「これは大事!」と思えること&強く意識していることを言葉にして紹介します。
タイトル通り、初心者マーケターに向けた言葉なので、自分がまだ初心者だという自覚がある人は是非とも参考にしてみてください。
- とにかくアイシールド21を読み潰そう
- 勝利への執念を発揮しよう
- 大好きな人を振り向かせる努力を本気でしよう
- ペルソナは好きな人に設定する方が上手くいく
- 資源を正しく認識することが大事
- マーケティングは最初からしっかりやること
- 積極的にコミュニケーションを取ろう
- 一冊の良書を読み潰そう
- とにかくシンプルに考えよう
- チームファーストの重要性を理解しよう
- マーケティングの仕事は一人では成り立たない
- マーケティングの美しさを追及しよう
- 価値あるものにはなるべくお金を使おう
- ワクワクを大切にしよう
- 自分のことを考える時間を作ろう
- 無理なものは無理だと理解しよう
- マーケターである自覚を持とう
- 究極的な堅実さを身につけよう
- 何がなんでも投資に変える
- 仕事における浪費は恥だと考える
- あるもので最強の闘い方を探っていく
- まとめ
とにかくアイシールド21を読み潰そう
「とにかくアイシールド21を読み潰そう。そこにマーケティングのヒントと答えがあるから。」
私は「アイシールド21は日本で唯一マーケティングの基礎が身につく漫画」だと思ってます。
そう思う理由は、私がまさにそれを体現してるから。
アイシールド21を読み込みまくってたおかけで、今の自分がいます。そしてそれは「マーケターとして本当にベストすぎる選択だった。」と言えます。
真面目な話で、初心者マーケターに伝えたい言葉の一つは「とにかくアイシールド21を読み込みまくればなんとかなる。」というものですね。
アイシールド21を読み込んで「いや、全然マーケティングの基礎身につかないじゃん!」と思ったら、あと100周くらい読んでください。
というかそれが身につくまで読み込みまくってください。
ヒントと答えは必ずあるので。
勝利への執念を発揮しよう
「ビジネスは競争だから勝利にこだわろう。勝利への執念を発揮しよう。」
ビジネスが競争であることはなんとなく理解している人も多いと思います。
でも、ここで「ビジネスとはガチな競争であること」を再認識しておくのが大事。
楽しく仕事したい、良い環境で仕事したい、給料もたくさん欲しい!という気持ちはきっとあるだろうけど、自分が欲しい思うものは勝つことでしか手に入りません。
だからとにかく勝つこと。一人で勝つための努力を最大限すること、一人で勝てないならチームを作って勝つこと。
そこにどれだけの執念を発揮できるか?がマーケターに必要な考えであり、行動だと思ってます。
初心者マーケターはまだいろいろ分からないこととかあると思うんですけど、とりあえず勝利にこだわる意識は強く持っておきましょう。
とある市場で競争に負け続けている企業の給料がめちゃめちゃ良くて、福利厚生がめちゃめちゃしっかりしてて、優秀な人材がたくさんいる職場!…なんて企業はないです。
だからここで『ビジネスはめちゃめちゃ過酷な競争なんだな。』ということを再認識してほしいです。
ほしいものがあるなら勝つしかない
上にも書いた通り、ほしいものがあるなら勝つしかないです。
負けたけどほしいものが手に入るというのは嬉しい誤算でしかなくて、それに期待するのは完全に間違い。
でも、これはマイナスの意味じゃなくてプラスの意味。
なぜなら、シンプルに勝てばいいという話だから。
個人が何を欲しているのか?は分からないですけど、その欲しているものを手にする方法がシンプルに「勝つこと」だとするなら、これほど分かりやすいことはないです。
勝てばお金だって稼げるし、自分の理想のキャリアも手にできるだろうし、地位も名誉も手にすることができます。それらは基本的に勝利の先にあるものだから。
もちろん具体的な話になると手にできないこともありますけど、少なくとも負けて手にできるものじゃないし、勝つことでそれに近付けるなら、やるべきことがこれほど明確なのはプラスでしかないはず。
だからとにかく勝利にこだわってください。勝利を手にするために自分にできることは全てやってください。自分にできないなら大人しく人に頼ってください。
それがマーケティングの基礎・基本になるし、いつか自分の仕事を助けてくれる「考え」になります。
大好きな人を振り向かせる努力を本気でしよう
「もしあなたに大好きな人がいるなら、その人に振り向いてもらう努力を本気でしよう。」
大好きな人に振り向いてもらう難しさは多くの人が理解しているはず。人によっては「絶対無理。」とさえ思うこともあるはず。
でも、だからこそ振り向かせる努力をするのが重要。
大好きな人を振り向かせるためにはどうしたらいいのか?と考える時間も、アイデアも行動も、振り向いてもらうために必要なもの。
マーケティングも全く同じ。
マーケティングの基本は自社の商品やサービスに興味を示していない人達に対して、どうやったら興味を持ってもらえるか?買ってもらえるか?使ってもらえるか?を考えていくものなので。
だから人生で一度、できれば若いときに「大好きな人を本気で振り向かせる努力をしてみる」というのがおすすめ。

そしてフラれて這い上がれ
大好きな人を振り向かせる努力を本気でしたとしても、現実的な話をすればおそらくフラれます。
でも、それで良いんです。
- 大好きな人を振り向かせる努力を本気でしたこと(努力と勇気と覚悟)
- 大好きな人を振り向かせる努力の辛さを理解したこと(大変さとしんどさ)
- 本気を出しても振り向かせることができなかったこと(悔しさと無力さ)
- フラれた後に這い上がり再び努力すること(グリット)
- (そしていつか振り向いてくれたときのこと(嬉しさと喜び))
この4つ+1つを経験することに価値があるので、フラれたとしても這い上がれば良いんです。むしろそこからが本当のスタートだと思って。
そして、大好きな人を振り向かせることがどれだけ難しいことなのか?を身をもって理解できると、マーケティングの見え方が変わるはず。
なので、一度は本気になってみるのがおすすめ。
フラれて見える景色もある
フラれるというのは一般的に言えばマイナスの意味ですけど、それによって見える景色もあると思います。そこで見える景色が必ずしもマイナスだとは思わないんですよね。
大好きな人に振り向いてもらうこと、愛する人に愛されるのは最高に難しいことである。
その難しさを身をもって理解することができれば、マーケティングの難しさは相対的に下がると思ってるタイプなので、もし何か響くものがあれば、大好きな人を振り向かせる努力を本気でしてみるのがおすすめです。
ペルソナは好きな人に設定する方が上手くいく
「ペルソナは好きな人に設定した方が上手くいくと思ってる。」
私はマーケティングの仕事でペルソナを考えることはないです。
なぜなら、自分の好きな人をペルソナに設定してるから。
例えば好きな人に自社の商品やサービスを使ってもらうにはどうしたらいいか?と本気で考えることも言ってしまえばペルソナの役割を果たしてます。
だって、好きな人もお客さんの一人だから。
やっていることはペルソナの中でも「一人に絞って徹底的に考える」という理想形なので、むしろ普通にやるより成功率は上がると思ってます。
好きな人と好きではない人を比較したらどう考えても前者に対する想いの方が強いはずだし、想いが強ければその分いろいろ考えたりできると思うのでね。
なので結論として「ペルソナは好きな人に設定する方が上手くいくと思う。」ということになります。
そのペルソナを愛せますか?
私がペルソナを好きな人に設定するべきだと思う理由の1つは「そのペルソナを愛せるのか?」という疑問があるから。
一般的に行われるペルソナ設定は複数人集まっていろいろ話し合いを重ねたりして、とある人物像が設定されます。そしてそのペルソナはその時点において自社にとっての理想的なペルソナになってることが多いです。
でも「そのペルソナのことをどれだけ考えているか?どれだけ愛しているか?」という問いに対して熱い想いを持って答えられる人はほとんどいないと思います。
仕事のときはペルソナについて考えるけど、仕事が終わったらそんなこと忘れてしまう。仕事が終わったらペルソナのことは一切考えない、そんな状況になってませんか?
私が一般的なペルソナ設定をしないのはそこに愛がないから。
私くらいのレベルになると、朝から晩まで「(自社の商品やサービスを通して)好きな人を感動させるにはどうしたらいいのか?幸せにするにはどうしたらいいのか?」ということを本気で考えてます。
大事なのはやっぱり愛です。
愛がなきゃこんなこと朝から晩までやるなんて普通に無理。逆に言うと、愛があるからこそ朝から晩まで考え事しても「あぁ…楽しい。…好き。」と思えるわけです。
あなただって好きな人のことは家に帰った後も考えるはず。学校や会社にいるときだけ考えて、それ以外は「無」なんてことはおそらくないはず。
- どうしたら好きな人に振り向いてもらえるのだろう?
- プレゼントは何をあげたら喜んでくれるのだろう?
- 好きな人の趣味はなんだろう?何をしたらもっと話せるだろう?
こんな感じのことを考えたことがあると思います。それこそ本来持つべきペルソナに対するの理想の想いなんですよね。
仕事の時間だけペルソナのことを考えているようでは、ペルソナ設定としていい状態ではないし、結果的にいいマーティングはできないと思ってます。
私が過去に見たペルソナ設定はあまりにも愛がなさすぎて、業務的というか無機質というか…そんな印象を受けました。それがいいとは全く思わなかったです。
なので、一般的なペルソナ設定をするより「好きな人に喜んでもらうには?感動させるには?幸せにするには?と考えた方がマーケティングの成功率が上がると思っている」という結論になります。
※もちろん、上手いペルソナ設定ができているならそれがベスト。ただし、それがめちゃめちゃ難しく上手くいかないことが多いというのは書くまでもないこと。
ペルソナが架空の人物である理由を知ってますか?
基本的なペルソナは架空の人物として設定されますけど、そもそもの話「なんで架空の人物なのか?」と疑問に思いませんか?
私は凄い思うんですよね。
だってビジネスの対象はリアルに存在してる人だから。リアルの人に向けてビジネスをするのになぜ架空の人物が出てくるのか?って私はずっと謎なんですよね。
実際はいろんな意見やデータ込みで話し合いをした結果、架空の人物になってしまうわけですけど、架空にする意味が全くないと思います。シンプルにリアルに存在する人の意見を徹底的に分析するだけで良いじゃん?って思います。
例えるなら、美味しいジュースを全部混ぜて美味しくないジュースを作るようなもの。
美味しいジュースを飲みたいと思っている人からしたらそんなの謎過ぎる行動でしかないですよね。それと同じ感覚。
結局のところ、架空の人物になってしまうということは自分達本位の考えで進めていくことが多くなるわけなので、個人的にはやめた方がいいと思ってる派の意見ですね。
まぁそれぞれ考えがあると思うんで別にいいんですけど、一応頭の中に「なんでペルソナは架空の人物なんだろう?」という疑問は残しておいてほしいですね。
できればそれについて、あなたなりの答えを出してみてほしいですね。
ちなみに、マーケティングでは「ペルソナは架空の人物である方がいい!」という意見もあります。だからそのやり方が悪いというわけではないです。
もっとちなみに、一般的なペルソナ設定の注意点には『現実的な人物像にする』というのがあるんですけど、その結果が架空の人物であるのは普通にモヤモヤするポイントだったりします。
昔にも「現実的だけど架空の人物…?それってなんだ??」となった記憶がありますね。
外村美鈴さんの本質的すぎる有難いお言葉
いちご100%という漫画の中で私は外村美鈴さんが大好きなんですけど、そんな外村さんの物凄い本質的な言葉があるので紹介します。
苦労?そんなの関係あんの?
大事なのはそんなんじゃなくて
客をどれだけ喜ばせたかでしょーが!
違う?
(引用)
漫画:河下 水希
出版社:集英社文庫
巻数:4巻
ページ数:106p
「…いや違わないです。本質的すぎます。…好きです。」となるレベルの言葉なわけですけど、初心者マーケターは是非ともこの言葉を頭の中に入れてほしいなと。
私は一般的なペルソナ設定はしないんですけど、実は頭の中で設定しているのは好きな人でありその一人が外村美鈴さんなんですね。
なんていうか、こんな本質的な言葉を普通に言えてしまう外村さんをペルソナに設定しておけば間違いないかなって。
だから私にとって外村さんは理想のペルソナであり、同時に理想のメンター的存在なんですね。
ネタとかじゃなくて真面目にそうやって考えてます。
外村美鈴さんを感動させるレベルで考える
ペルソナの話とはちょっとズレるんですけど、マーケティングの仕事をするとき「外村さんを感動させるにはどうしたらいいのか?」みたいなことを考えてます。
例えば何かの企画を考えたとき、外村さんになんて言われるのか?を想像します。
私『あの…。こんな企画考えたんですけど…この企画どう思いますか…?』
外村さん『…なにこれ。なめてんの?こんな企画じゃあたしは絶対賛成できない!!』
私『わあああああ!!!なめてないです!!すいません!!!』
私『…じゃあA企画はどうでしょうか!?』
外村さん『全然ダメ!』
私『…じゃあB企画はどうですか!?』
外村さん『却下!!』
外村さん『○○が全然ダメ!もっと頭使って考えて!そんな甘い考えであたしがOK出すと思ったら大間違い!』
私『…はっ!!もっと頑張ります!!好きです!!』
(会話はイメージ。)
外村さんは「お客さんをどれだけ喜ばせたかどうかが大事。制作にかけた時間やお金なんて関係ない。」的なことを言ってる人なので、そんな外村さんを感動させるレベルで物事を考えておけばマーケティングは大体上手くいきます。
逆に言うと外村さんがダメと言いそうなもの、納得しそうにないものは大体上手くいかない説あります。
外村さんを感動させるためにあれこれ考えるのは当然、朝から晩まで考えるのも当然、仕事のときだけペルソナについて考えるのは論外。
そういう話全部ひっくるめた上で、あれこれ考えること&行動を繰り返した先に外村さんのこんな言葉が待ってるはず。
「なにこれ…凄い…。あたし感動しちゃった…。」
なので是非とも「外村美鈴さんを感動させるにはどうしたらいいか?」という基準でマーケティングの思考を頑張ってください。
私はペルソナはもちろん、メインの企画やマーケティングの仕事全般で外村さん頼りになってるみたいなところがあります。(もちろん、一人じゃないですけどね。)
ちなみになんですけど、外村さんを感動させるのはもはや才能なのでむしろそっちの方が難しいまであります。東城さんも内場くんも天才的な才能があったわけなので、私たち凡人には無理説あります。それは諦めましょう(??)
ほとんどの人にとって『本質的でズバッと鋭い意見をくれて、良いモノは良いと言ってくれて、ダメなものはダメと言って改善ポイントを提示してくれる素敵な人』が身近にいるケースは稀だと思います。
なので、もしあなたの傍に外村美鈴さんみたいな人がいたら頑張って『意見を貰える仲』になっておいた方が良いです。(出会いたいと思って出会える人じゃないので。)
そしてこれが成立する条件の1つが『自分が好きだと思える人』なので、条件的にはかなり厳しいです。(だから結果的に頭の中で想像することになるはず。)
外村美鈴さんが泣いていたら涙のワケを考える必要がある
ペルソナには愛がないと意味がないと思ってます。
これはネタじゃなくて、私が常に考えていることです。
ペルソナである外村さんが自社の商品やサービスを使ったときなんて言うのか?どこに問題点を感じて、どのような改善案を提示してくるのか?そもそもどうしたら感動させることができるのか?とかそういうことを朝から晩までずっと考えてます。
それだけじゃなくて、外村さんのことをひたすら考えます。
もし外村さんが何かに悩んでいたら話を聞いてあげるし、怒っていたらなだめるし、泣いてたら涙のワケを考えつつ寄り添うし、困っていたら助けるし、その他いろいろできることを考えてできることやっていくんです。
それが私なりのペルソナとの向き合い方。
あなたが設定したペルソナに対して同じように想ったことが一度でもありますかね?仕事が終わってからも「あぁ、どうしたら(ペルソナ)さんに振り向いてもらえるのだろうか?」と考えたことがありますかね?考えすぎて逆に仕事が手につかないなんて経験をしたことがありますかね?
…まぁあなたがこの話をどう考えるか?どう捉えるか?なんて知らないですけど、一応マーケティングを本業にしている私からのアドバイスとして頭の片隅にでも置いといてもらえるといつか役に立つかなと思います。
※あ、ちなみに書いておくんですけど、そもそも論として私は『ペルソナがどうこう』なんてことは考えてないです。それは私の中で『マーケティングをする上での常識≒わざわざ人に話すまでもないこと』になってるからで、仕事のたびにいちいち考えることはないです。
だから本来、こんな話をわざわざすることもないし、ここまで使ってきた「考えてる」という言葉は「常識化してるから考えてない」という言葉と同意です。
最近はマーケティングの重要性が広まってきたからなのか、初心者でも「ペルソナが…。」みたい話を聞く機会が増えた気がします。
でも、そういう話を聞いてて「あぁ、きっとそこに愛はないんだろうなぁ…。」と感じる機会も多いですね。というかほぼそんな感じだと思います。
まぁそのビジネスをしているのはその人であって私じゃないので、別にどう向き合おうがどうでもいいんですけどね。
この記事の想定読者は『まだマーケティングを知らない人・これからマーケティングを学ぶ人』としているので、今回この話を書いてみました。
参考にするかどうかの判断はあなた自身でしてください。
※ちなみに外村美鈴さんは私の中でリアルに存在してる説あるので、架空の人物だろうというツッコミに対しては掘り下げないです。
資源を正しく認識することが大事
「マーケティングで重要な資源は、全て正しく認識することが大事。」
マーケティングは持っている資源を最大限上手く使うのが基本中の基本。
言葉にすると簡単そうに見えるかもしれないですけど、これがめちゃめちゃ難しいことであるとまず理解しておきましょう。
そもそも、私たちはマーケティングにおける資源を最大限使えてないどころか、正しく認識できていないことがほとんど。
例えば「あなたの強みはなんですか?」という問いに対して「○○です!その理由は~」と答えられる人は少ないはず。
でも、そんな私たち自身はマーケティングにおける資源の一部です。
つまり、今の状況は「資源の一部である自分自身のことすら最大限活かせていない!」ということになるし、突き詰めて言えばおそらく「自分の持っている能力を正しく認識することさえできていない」という状況だと言えます。
そしてマーケティングにおいて認識&最大限活かすべき資源があと4つか5つあります。だからめちゃめちゃ難しいんですね。
偉そうなこと書いてる私だって、自分が持つ資源を最大限活かす方法を今でも考えてるし、自分のことだけじゃなく、使える資源に対して常に「最大限使えているか?そもそも正しく認識できているか?」は問うようにしています。
そこまでやっても正しく認識するのは難しいし、最大限使うことも難しいです。
なので、初心者マーケターのみなさんには「とにかく資源を正しく認識しよう!」という言葉を送ります。
※ただ、業務的に難しいということもあるのでそれは仕方ないです。自分の能力を最大限活かせる仕事が会社から与えられるわけじゃないので。
だとしても認識することはできます。常に資源を正しく認識する癖は付けておきましょう。
いつか必ず役に立ちます。
マーケティングは最初からしっかりやること
「ビジネスをするなら最初からマーケティングをしっかりやることが大事。」
これはもうそのままの意味で、何かビジネスをするなら最初(初期段階)からマーケティングをしっかりやろうという話。
なぜなら、マーケティングはビジネスの基礎・基本だから。
初心者マーケターでも、マーケティングはビジネスにおいて重要ということは理解しているはず。
マーケティングがしっかりしてない時点でもう堅実なビジネスにはなってないし、わざわざその選択をする意味がないので、もしビジネスをするならマーケティングは最初からしっかりやる!と強く意識しておきましょう。
某ベンチャー企業の失敗
私が知っている失敗例を挙げると、某ベンチャー企業は最初の段階からマーケティングでつまづいてました。
当時は高い評価されてたみたいですけど、数年後に振り返ったとき「…いや、ここに問題あったでしょ。」とあれこれ言われてました。もちろん私もそう思ってました。
結局のところ、これが後に問題になるわけです。最初からマーケティングを意識しておけば問題にならなかったことが後に問題になっていくことが普通にあります。
問題が見つかってから改善すれば良い!というのは間違いじゃないですけど、そうする意味はないし、それをするのも簡単じゃないんですね。(というか無理な場合もある)
だから最初にマーケティングはしっかり意識しておくべきだよ!という話になります。
なぜマーケティングがしっかりしてないのにビジネスをしようと思えるのか?
そもそも私は「なぜマーケティングがしっかりしてないのにビジネスをしようと思えるのか?」というのはずっと疑問です。
だって何かしらの目的があってビジネスをしているわけで、誰も損するつもりでやってないわけで、だとしたら基礎・基本を固めない意味がないですよね。
例えば、どうしても受かりたい大学があるのに教科書レベルの基礎・基本をすっ飛ばして受験するなんてあり得ないと思いませんか。
どうしても勝ちたい大会があるのに基礎トレ、基礎練、筋トレをすっ飛ばして試合に挑むなんてあり得ないと思いませんか。
なぜギャンブル要素(≒勝率の低い選択)を自分から抱えにいくのか?というのは疑問に思うわけです。
そんな言葉も合わせて初心者マーケターに送ります。
あんまりピンとこないと思うので一旦スルーしても良いんですけど、今後フリーランスでマーケティングの仕事をするとか、起業する機会があれば「あぁ、そうだった。まずはマーケティングをしっかりやるんだった。」と思い出してもらえれば嬉しいです。
例えるなら、これからバンジージャンプをしようとしてるのにロープの強度を確認してないみたいな。なんならロープがついてるかさえ確認してないみたいな感じ。
バンジージャンプをやるならしっかりしたロープがあるというのは大前提なわけで、それはビジネスで言うところのマーケティングであるというわけですね。
穴の開いたバケツならまずは穴を塞ぐべきだろう
私は仕事でいろんな企業のマーケティングを分析したりすることがあるんですけど「…そもそもその選択は合理的じゃないと思う。」という例が普通にあります。
それを『穴の開いたバケツならまずは穴を塞ぐべきだ』という言葉で表現してるんですけど、これはシンプルにそのままの意味です。
企業は新しいビジネス(≒事業)を始めて利益を求めますよね。
でも、ここで冷静になって考えてほしいんですけど、新しいビジネスを始めるよりマーケティング力を徹底的に鍛える方が合理的だと思いませんか?
だってマーケティング力を鍛えるのは競合他社関係なく、自分たちだけで完結するものだから。(基本的には)
私はマーケティングを鍛える方が合理的選択だと真面目に思うので、もしあなたがこれからマーケティングの仕事をするのであれば、この『穴の開いたバケツの話』を思い出してほしいなと思います。
ちなみに私が企業分析してるときよく思うことの1つに「あぁ、これはきっとバケツの底に空いている穴の大きさを理解してないんだろうな。」というのがあります。
これは要するに『出ていくよりも多く稼げばいいと思っている』みたいな感じ。
バケツの底に空いている穴が小さいのなら、出ていくよりも多くの水を入れてしまえば結果的にバケツに水は残りますからね。
でも、私から見ると「…いや、そもそもそのバケツに空いてる穴の大きさ、無視できないレベルだから先に塞ぐ以外の選択肢ないと思うんだけど…。」という結論になることが圧倒的に多いです。
で、その話がつまり上に書いた話というわけです。
まぁとりあえず「マーケティング力を高めることが合理的な選択になることが多い」とだけでも覚えておいてください。基本的に例外はないので。
積極的にコミュニケーションを取ろう
「できることなら積極的にコミュニケーションを取った方が良い。」
マーケターならいろんな人と積極的にコミュニケーションを取れるようになった方が良いです。
やっぱりいろんな人とコミュニケーションを取るのは超大事だし、それをやらない選択は失敗の確率を上げているようなものなんですね。
だって、コミュニケーションを取ること自体にお金はかからないし、自分の行動次第で有益な話とか仕事の進みとか、いろいろ得られるわけなので。
しかも、マーケティングはチームでやる前提なので、コミュ障発揮してコミュニケーションを取らないというのはやっぱり不利だし、頑張ってでも避けたい選択かなと。
もちろん事情とかにもよるんですけどね。
ただ一応の話として「できることなら積極的にコミュニケーションを取る方が良い!」とは覚えておきましょう。
特に異性とのコミュニケーションが超大事
コミュニケーションの中でも特に異性との会話は超大事だし、超貴重。
同性の考えは特に意識しなくても分かることが多いものの、やっぱり異性は未知すぎるので積極的なコミュニケーションでいろいろ学ぶ方が良いです。
それはおそらくお互い様なので「最近どう?」とか「○○についてどう思う?」とか「今度ご飯行かない?」みたいな感じの会話が自然にできると良いなと思います。
というか、なんなら相談相手になってもらうくらいの関係性が理想。
付き合ってる人がいるなら彼氏・彼女でも良いし、付き合ってる人がいないなら頑張って異性の友達を作って、とにかく積極的にコミュニケーションを取るのがおすすめ。
それを続けていくとマーケティングの思考力が磨かれていくし、成果にも繋がるはず。やっぱり異性・同性の考えを理解できるマーケターは強いので。
是非頑張ってみてください。
※ちなみに、これは実質「異性の友達を作ろう」という話なので、難易度は結構高め。それでも必要なことなので、脱初心者マーケターのための一歩と考えて、できる限り頑張ってみてください。
※もっとちなみに、個人的には異性とディズニーに行くのがおすすめ。
難易度めちゃめちゃ高いですけど、得られるものがめちゃめちゃあります。園内では移動中・待ち時間の間ずっとコミュニケーション取れるし、そのコミュニケーションがめちゃめちゃ勉強になるし、ディズニーの勉強もできるし、シンプルに楽しめるので。
マーケティングとコミュニケーションの勉強だと思って、頑張って誘ってみてください。
コミュ力高い人はどう考えても強い
結局のところ、コミュ力が高い人は強いです。
それはもう多くの人が理解しているはず。学校や会社の人気者は大体コミュ力高いし、陽キャなんて言われたりするし、見てて「いや~凄いなぁ…。」と思いますよね。
マーケティングはコミュニケーション力が基礎スキルとして求められます。
だからコミュ力低い人にとっては重要だし、既にコミュ力が高い人は圧倒的に有利になります。
勝つことがマーケターの使命なら、頑張ってでも身につけたいスキルの一つになるのは間違いないです。是非とも頑張って身につけてほしいです。
マーケティングに必要なスキル10選【資格よりスキルが重要な理由も解説】
話しやすい環境作りも仕事の一つ
積極的なコミュニケーションを取ることはマーケターに限らず大事なこと。
でも、マーケターであるなら「話しやすい環境作り」も仕事の一つだと意識しておきたいです。
仮に自分がコミュ力低くて話しかけられなくても、話しやすい環境作りができているなら相手から声をかけられる可能性もあるので。
もちろん、自分から積極的にコミュニケーションを取ることが理想ですけど、それが難しいと感じるならせめて「話しやすい環境作り」を意識してみてください。
例)挨拶だけはしっかりするとか、最低限の礼儀・マナーをしっかりするとか、丁寧な言葉使いを意識するとか、高圧的にならないとか、その他いろいろ。
要するに相手から見て「あぁ、この人(自分)は話しかけやすそうだな。」と思われるための環境作りをしようということ。
※ただし、積極的なコミュニケーションが取れない理由を見つけて、それを解決・改善することもやった方が良いです。それが根本的な話なので。
自分からコミュニケーションを取らないのは損してる
コミュニケーションの話で最後に伝えたいことがこれ。
結論、自分からコミュニケーションを取らない人は損してるから、ホントに頑張ってコミュニケーションを取れるようになった方が良いということ。
ほとんどの人は「自分からではなく相手からコミュニケーションを取ってほしい」と思ってます。本音を言えば私だってそう思ってます。
でも、ほとんどの人がそう思ってるから結果的に「無」なんです。というか、何も生まれないわけです。
もしそれが自分にとって必要なもの、あるべきものだったとするなら、その時点で大損してます。
恋愛なんてまさにその代表。本当は○○さんが好きなのにビビってあまり声をかけられず、好きな人が他の誰かと付き合ってしまう…なんていうのはもうそれ。
そしてそれは当然、仕事でも当てはまります。
もちろん、コミュニケーションを取ったからと全てが自分にとって良い方に進むわけじゃないですけど、少なくともコミュニケーションを取らないよりは良い機会に恵まれることが多いというのは理解しておくべき。
だから、結論として積極的なコミュニケーションを取るべきということになります。
※私はその重要性を知ったのが遅かったので後悔してることもいろいろあります。なので、そうならないようにとにかくコミュニケーション力を磨いた方が良いなと。
一冊の良書を読み潰そう
「本をあれこれ読むよりも自分にとっての良書を一冊読み潰した方が良い!」
本はめちゃめちゃコスパが良いし、基本的には読む方が得をします。
ただ、たくさんの本を雑に読むくらいなら、良書に絞って一冊を読み潰した方が効果が高いと思ってます。
なぜなら「知ってる」と「できる」は違うから。
例えば、マーケティングの本がめちゃめちゃ売れて効果が出てるなら、日本のマーケティング問題は既に大部分解消できているはず。
それが無理だとしても、有益な本ならまとめ買いして社員全員に読ませれば事足りるはず。
でも当然、そうはならないわけです。
これは本が悪いわけではなく、本を読む側に何かしらの問題があるということだと思います。ストレートに言ってしまうなら、おそらく一冊の本の内容すらちゃんと理解していないということ。
つまりは使える知識、結果に結びつく知識になってないということ。
そんな状態でたくさんの本を読んでも、浅い知識が複雑に混ざり合って微妙な感じになると思うので、個人的には「本をたくさん読むべき!」とは言わないし、思いもしません。
そうなるくらいなら「良書を一冊読み潰して、書かれていること全て応用できる!」と自信を持てることの方が何倍も効果があると思ってます。
なので、初心者マーケターには「一冊の良書を読み潰そう!」という言葉を送ります。

著者がドン引きするくらいまで読み潰す
読み潰すという基準は何でも良いんですけど、目安としては「著者にドン引きされるくらい」を目指すのが良いと思います。
私はアイシールド21という漫画でマーケティングの基礎を身につけました。
アイシールド21はアメフトの漫画で一切マーケティングの話は出てこないんですけど、読み潰した結果、めちゃめちゃ基礎力はついたし、それがマーケターとしての私の強みにすらなってると確信してます。
読み潰したアイシールド21は数年前の大掃除で捨ててしまったんですけど、読み潰し具合で言えば「ぎり・ドン引きされるくらい」だったかなと。
家で読み込むのは当たり前。電車移動のときにも読んでたし、隙間時間があれば大体アイシールド21を読んでたので普通にボロボロでした。
私が今まで使ってきた参考書や問題集を全部含めても、アイシールド21の読み潰し方は群を抜いてたと思います。
それで著者(作者)がドン引きするかどうかは置いといて、自分が「これ!」と決めた良書は完璧に理解してやる!!くらいの覚悟で読むのがおすすめ。
そうして初めて本の内容を自分の中に落とし込めるんだと思ってます。
とにかくシンプルに考えよう
「とにかくシンプルに考えよう。世の中、複雑に考えて得することは稀だから。」
マーケティングはとにかく頭を使ってひたすら考えるのが仕事の一部。
その思考を助けるのが「とにかくシンプルに考える」ということ。
私がマーケティングの仕事で何かを考えるときは、とにかくシンプルに考えてます。
複雑なものをあえて複雑にする意味はほとんどないし、世の中の大部分はシンプルに考えることが正解に近づく選択であると思ってるからです。
実際のところ、それで大体は問題解決できます。だから不安に思うことはなくて「ただ、シンプルに考える。」ということを意識してみてください。
そんな言葉を初心者マーケターに送ります。
チームファーストの重要性を理解しよう
「マーケティング成功の鍵を握るのはチームファーストの考えだからちゃんと理解しよう。」
マーケティングは知識や実務スキルを求められることが多いですけど、成功の鍵を握っているのはチームファーストの考えだと思ってます。
そもそも、マーケティングは一人でやるものではなくチームでやるものです。
企業なら一つの部署で完結するものではなく、いろんな部署(≒全体)と連携して「勝利」を掴みにいくのが基本です。
個人でやる仕事もマーケティングと呼ぶものの、個人規模でビジネスをし続けるわけじゃないなら、どこかで誰かしらとチームを組むことになるのがほぼ確定してます。
そのとき重要になるのがチームファースト。
文字通り「チームを最優先すべき」という意味ですけど、シンプルな話なのにめちゃめちゃ難しいことはなんとなくでも理解できるはず。
いつかその重要性に気付くことになるなら、初心者の段階で強く意識しておくのがおすすめ。
「あぁ、マーケティングはチームでやるものなんだな。だからチームを最優先すべきなんだな。自分含め全員がそう思えないと勝利を手にすることはできないんだな。」と理解しておけばとりあえず大丈夫。
アメフトは究極のチームスポーツである
アメフトは『究極のチームスポーツ』と呼ばれています。
何を以て究極なのか?は私も知らないですけど、明らかに他のチームスポーツと違う点があるなとは理解してます。
その1つは、全員の動きがあらかじめ決められているという点。
1つのプレーにおいて全員の動きはプレーが始まる前から既に決まっていて、その通りに全員が動くことがまず大前提にあります。
他のチームスポーツも攻め&守りのカタチがある程度決まることはありますけど、アメフト程がっつり決められているスポーツはないと思うし、少しの自分勝手な動きが勝敗を分けるのはアメフトくらいだと思います。
アメフトで求められるチーム力は、ビジネスにおけるチームファーストと同じようなものだと考えてるし、逆にチームファーストの考えがないというのは「アメフトの試合で自分勝手な動きをするようなもの」だと私は考えてます。
それでいいはずがないので、結論として「チームファーストの考えが大事!」ということになります。
もちろん、個人的な解釈なので「アメフトが究極のチームスポーツである」と言われる理由は他にもあります。
詳しいことはアイシールド21を読んで理解してください。泥門デビルバッツの強さは何なのか?王城ホワイトナイツの強さは何なのか?とかいろいろ考えれば「あぁ、なるほど。」と理解できるはず。
そしてチームを乱す人がどれだけ問題なのか?というのもなんとなく理解できるはず。
でも、だからこそ最終巻の彼がカッコいいんですけどね…。
私はチームファーストの重要性をアイシールド21で学んだので、まずはアイシールド21に書かれている内容レベルの理解で十分です。
マーケティングの仕事は一人では成り立たない
「マーケティングの仕事は一人ではできないから自分だけの成功だと思わない方が良いよ。」
これはホントあるあるなんですけど、マーケティングをする人(マーケター)はやたらと上から来る人が多いです。
しかも「仕事の成功は自分の実力!」と考えてる人も多いです。※というか、それが言葉とか態度に出てくる感じ。
当然、マーケティングはビジネスにおいて必須なので、一般的な仕事に比べて重要度が高くなります。
でもだからと言って偉そうにするのは違う気がするので、今現在、何も知らないであろう初心者マーケターにはこの言葉を送りたいです。
要するに「仕事の成功はあなたの実力でもあるけど、他の人の力があってこそだからあんまり上から目線で偉そうにしない方が良いよ。」ということ。
ちなみに、ずっと謙虚でいた方が良い!ということではないです。逆にそのタイプはちょっと危険というか「いや、もうちょっと自分のこと評価しても良いのでは?」となるので。
まぁどのラインか?は各自で考えてみてください。
そのパスが通ったのはQBだけの力なのか?
QBというのはアメフトにおいて超重要なポジションで、高いパフォーマンス力が求められます。というかQBの実力差がチーム力の差になると言っても過言じゃないレベル。
じゃあこのとき、難しいパスを通したQBは偉そうにして良いのか?と言われるとやっぱりそうはならないわけです。
なぜなら、そのパスが通ったのは他の選手の力&協力があってこそだから。
アメフトはどうしてもボールを投げる人、ボールを持ってる人ばかり注目されがちだし、ボールに関わった人こそが凄い人だと考えがちですけど、実はボールを持ってない選手の動きがめちゃめちゃ大事なんですよ。
パスが通るということはレシーバーがキャッチしてくれたとも言えるし、他のレシーバーがパスルートを間違えただけでもパスの成功率は落ちるし、なんならアメフトは(ボールに触れないポジションである)ラインが弱かったらランもパスもキックもほぼ成立しません。
つまり、QBがパスを通せたのはQBの実力もあるけど、QB以外の選手の力&協力があったからこそということ。
初心者マーケターは是非ともこの感覚を理解してほしいです。
「あぁ、なるほど。QBがパスを通せたのはQBだけの力じゃないんだな。他の選手の力&協力があるからQBの実力が出せたんだな。ということは一人だけの成功じゃないんだな。」とだけでも理解してほしいです。
この感覚が理解できれば、この話は大体理解できると思います。
マーケティングの美しさを追及しよう
「マーケティングは美しさを追及するのが大事!」
マーケティングの仕事では「美しい」という言葉が使われます。
この美しいという言葉の意味は「無駄がない・洗練されている」というようなイメージ。
おそらく多くの人は無駄が多すぎることを「美しい」とは感じないはず。逆に無駄が少ないorないことを「美しい」と感じる人は多いはず。
とりあえずはその認識で大丈夫。
マーケティングの勉強をして知識やスキルがある程度身についたとき、いろんな企業のマーケティング施策を分析してみてください。
そのとき「あぁ、○○社のマーケティングは美しいな!××社のマーケティングは美しくないな!」となんとなく分かるようになるはず。
結局のところ、マーケティングが上手い企業は美しいと感じることが多くなるし、マーケティングが下手な企業は美しさを感じないという結果になることがほとんどなので、その感覚は理解できるようになった方が良いです。
今後の仕事において重要な感覚になります。
王城ディフェンスの美しさ
マーケティングで求められる美しさはアイシールド21の王城ホワイトナイツというチームで理解できます。
王城ホワイトナイツは作中でもトップクラスに強いチーム。
そんな王城ディフェンスは各選手が東京ベストイレブンに選ばれるほどの実力者。さらに各選手、役割がはっきり決められていて連携も完璧。だからディフェンスにスキが生まれません。
そのディフェンス力は鉄壁過ぎて、タッチダウンさえ許してはもらえず、唯一攻められるのは元々存在したゾーンの繋ぎ目のみ。
究極のチームスポーツにおいてこれほどまでに完璧な連携ができている王城ディフェンスを見ていると「…ちょっと待ってくれ。なんだこの美しすぎるディフェンスは!!」と思えるはず。
王城ホワイトナイツが見せるディフェンスの美しさがマーケティングで追及すべき美しさと同じです。
ただ、簡単な話じゃないし、自分一人でなんとかなる話でもないので、とりあえずは「あぁ、そういう美しさがマーケティングには大事なんだな。この美しさをまずは自分が追求すべきだな。」と理解しておけば大丈夫です。
ちなみに王城ディフェンスがどれだけヤバいのか?というのは実際の高校アメフトの試合を見れば分かります。
漫画とリアルじゃ全然違うのは当たり前ですけど、どれだけぶっ飛んだことをやっているのか?をリアルベースで知るとホントに意味が分からないくらい鉄壁すぎてさすがに笑っちゃうレベル。
価値あるものにはなるべくお金を使おう
「自分にとって価値を感じるものにはなるべくお金を使おう。」
自分が何かに対して「価値がある!」と感じるものがあったなら、なるべくお金を使う癖は付けた方が良いです。
なぜなら、そうしないと感覚がバグっていくから。
今の時代はいろんなものが無料になってたりします。それこそマーケティングの話だったり、ビジネスの話だったり、好きな音楽のMVだったりも何かのプラットフォーム上で無料だったりします。
それは凄い有難いことなんですけど、それに慣れ過ぎると感覚が若干バグっていきます。
結果、自分のビジネスの難易度を上げることにも繋がるので、自分が価値を感じるものにはなるべくお金を使うようにした方が良いです。
何にお金を使うか?は自分の判断で大丈夫。例を出すなら、好きなアーティストのグッズ買ってみた!とかでも良いです。
※ちなみにこれは「無駄遣いをしよう!」という話ではないと一応書いておきます。
ワクワクを大切にしよう
「ワクワクは大事だから大切にしよう。」
些細なことにワクワクできるって凄い大事だと思ってます。
私の例で言うと、瓶コーラを買うとき、持つとき、飲むときってちょっとワクワクするんですよね。
説明が難しいんですけど、普通のコーラを買うときとは違う何かがそこあって、こういうワクワクがマーケティング的に凄い重要だなぁと思う機会が多いです。
特に今の時代、これからの時代は「体験」が重視されるとか言われてるし、UI/UXなんて言葉もよく使われるし、それらにはきっとワクワク的要素が1つの鍵を握ることになるはず。
だからそれに気付ける人になった方が良いよ!ということ。
何にワクワクを感じても良いし、些細なことであっても良いんです。
最初は恥ずかしいかもしれないですけど、自分がワクワクすることをメモ帳などに書き出してみるのもおすすめ。
文字化することで「あぁ、なるほど。自分はこういうことにワクワクできるんだな。」と理解できることもあるので。
一応例をいくつか書いておくので参考にしてみてください。
- 新しいスマホを買うとき
- 新しいパソコンを買うとき
- 本屋さんに行って本を見てるとき
- 美味しいご飯屋さんで食事するとき
- スポーツの試合を観に行くとき
- その他いろいろ
自分のことを考える時間を作ろう
「自分のことを考える時間は本当に大事。だからちゃんとその為の時間を作ろう。」
直接マーケティングに関わる話じゃないですけど、個人的には凄く大事にしてること。
言葉通りで「自分のことを考える時間を作りましょう。」という話です。
仕事を頑張るとしたとき、意識はどうしても外に向きます。マーケティングであればチームのこと、顧客のこと、アイデアなどに意識が持っていかれるはず。
それは仕事上当然のことですけど、その時間があまりにも多く、自分のことを考える時間がほとんどないというのは普通に問題。しかもかなり大問題。
私は意識的に自分のことを考える時間を作るようにしてます。
と言っても、ただぼーっとするだけなんですけど、その時間は私にとって大事だし、マーケターとしても大事な時間です。
今すぐにその重要性に気付けなくても良いので、とりあえず「あぁ、自分ことを考える時間も大事なんだな。たまには温泉旅行とか行ってぼーっとする時間も必要なんだな。」とだけでも理解してください。
無理なものは無理だと理解しよう
「無理なものは無理だと理解することも大事。」
シンプルに無理なものは無理だよ!という話。
マーケティングは不可能を可能にするみたいな効果はないし、そこに期待するのは違う気がします。
マーケティングはあくまでも(可能な範囲での)仕組み作りであって、根本的に無理なものは無理だということは頭の中に入れておくべきかなと。
※水が流れていないのに水路を作ろうと掘り進めても水は流れてこないみたいな(??)
例えば、世界の優秀なマーケターを集めて、今の時代にガラケーを売っていくとしてもそれは無理だと分かるはず。
スマホが当たり前の今、そしてガラケーがほとんど使われなくなった今、どれだけマーケティングを頑張ってもガラケーが爆破的に売れることはないと分かるはず。
さすがに極端な例ですけど、企業分析をしていく中で「あぁ、これは無理だわ。」と思う例はいくつもあるので、そういう場面に出くわしたとき「あぁ、無理。」と割り切ることも大事。
要するに、マーケティング的に無理かどうか?を冷静に判断しましょう!ということ。
本当に無理なものを「いける!」と勘違いして、お金と時間を無駄にしないようにという意味も込められています。
※もちろん、マーケティングでどうにかできることなら、あれこれやってみるのが良いですけどね。
マーケターである自覚を持とう
「マーケティングの仕事をしているならマーケターである自覚を持とう。」
マーケティングは特別な仕事ではないですけど、重要な仕事であり、それを自分がやっているという自覚は持った方が良いです。
なぜなら、マーケティングは経営に直で影響するから。
マーケティングが上手ければ儲かるし、下手だとお金を失います。当然、儲かるなら特に問題にはならないですけど、お金を失うリスクがあるということは理解すべきだし、それがまさに自分の仕事に関わっていると理解すべき。
マーケターの使命は勝つことであり、勝たせることであり、儲けること。
普段どんな想いでマーケティングの仕事をしているか?というのは分からないですけど、めちゃめちゃ重要な仕事をやっているんだな!とは自覚した方が良いです。
それを自覚することで自分のやるべきことが見えてくると思うので、初心者マーケターに送る言葉として紹介しておきます。
マーケターはアメフトのQBを引き受けるようなもの
マーケターとして仕事をするということは、アメフトで例えるならQBを自分が引き受けるようなものだと思ってます。
アメフトにおいてQBはみんながやりたいと思うポジションで、でもそのほとんどの人がやりたくてもできないポジション。
QBはフィールドの指揮官であり、明らかな花形ポジションであり、求められるスキルもたくさんあります。アメフトにおいて超重要度の高いポジションがQBです。
マーケターになって仕事をするということはつまり自分から「QBをやりたいです!」と言うようなものだと思ってるので、それ相応の意識と行動は必要になってきます。
なので『マーケターとして仕事をする≒アメフトでQBをやる』という認識は仕事をする上で役に立つ考え方かなと思います。(私はもちろんそういう意識で仕事してます。)
ちなみに私はマーケターのモデルをアイシールド21に出てくる蛭魔妖一にしてます。
ヒル魔の闘い方、考え方、行動を参考にすることでマーケターとしてのあるべき姿を理解したみたいなところがあるし、今もヒル魔のような人になりたいと強く思ってます。
そしてヒル魔こそ、マーケターである私の正しい道しるべだと信じてます。
究極的な堅実さを身につけよう
「究極的な堅実さを身につけていこう。」
私はよく「マーケティングの仕事をするなら堅実性は大事!」という話をします。
マーケティングおよびビジネスで堅実性を欠いて良いことなんて何一つないし、ビジネスにおける守備力は堅実性だとも思ってます。
マーケティング、ビジネスにおける堅実性は「危なげがない(人/施策)」という意味。
過信してお金を借りたりお金をツッコんだりせず、リスクを極限まで減らし、無駄なく美しく着実に前進できるようなイメージ。
私が仕事をするときも常に「堅実な選択は何か?」を考えるようにしてるし、それはもう常識レベルでやってます。
周りにいる堅実な人があなたを見て「…いや、この人には絶対敵わないわ。」と思われるくらいのレベルを目指しましょう。
※とにかく堅実性で誰にも負けないという意識が大事。
『ハイパワーマーケティング』という有名な本があります。そこには「マーケティングの天才は論理的で堅実な人だ。」と書かれていました。
全米のトップマーケタ―がそう言ってるので、そういうことなんだと理解しましょう。
もちろんここに書いている堅実性の意味とは違いますけど「マーケティングには堅実性が求められる」ということに間違いはないです。
一度のタッチダウンさえ許してはいけない
マーケティングで大事な堅実性をアメフトで例えるならこんな感じ↓。
一度のタッチダウンさえ許してはいけない!!
…いや、一度のファーストダウン更新すら許してはいけない!!
この考えでいれば堅実性の基準ができるはず。
王城ホワイトナイツのディフェンスのような鉄壁の守りを意識してみるのがおすすめで、私はそのイメージでやってます。
王城ホワイトナイツはめちゃめちゃ堅実だし、結果的にあれだけ強いチームになってるわけですよ。
意味わかんないくらい鉄壁の守備力で相手チームにタッチダウンさせないのに、試合で最高82点獲れるだけの攻撃力があるんですよ。
別の試合では王城側がディフェンスで試合が始まったのに、開始30秒で王城がタッチダウンするんですよ。
こんなの凄すぎて笑うしかないですよね…。
それができるのは王城ディフェンスがめちゃめちゃ堅実だから。守ることにおいて絶対的な自信があるからこそ実現できるディフェンス力なんですね。
私たちが目指すべきなのは王城ホワイトナイツのような圧倒的堅実的なチームであって、泥門デビルバッツや西部ワイルドガンマンズのような攻撃特化のチームではないです。
だからまずは鉄壁の守備力を身につける!
一度のタッチダウンさえ許してはいけない!!
一度のファーストダウン更新さえ許してはいけない!!!
こう考えることが結果的に堅実性を高めているなと私は思います。
是非、堅実性の参考にしてみてください。
堅実性を競う大会でぶっちぎり1位を目指す
もし世の中に堅実性を競う大会があったとしたら、あなたはぶっちぎり1位にならないといけません。これは私が考えるマーケティング論においては超重要。
2位以下の人+観客が「1位のやつの堅実性、異次元過ぎワロタwww」となるレベルで堅実性を身につけてください。もしくはそれを磨いてください。
とにかく堅実性がマーケティングの基礎であり基本と覚えておきましょう。
マーケターによっては「堅実性なんていらない!」という人もいます。そしてそれは別に間違ってないです。
ただその選択には再現性があまりないです。『説明しにくいこと』+『私にはそれができない』ので、ここでは再現性があってかつ私が教えられる話で書いてます。
その結果として「堅実性を高めましょう!磨きましょう!」という話になっているわけですね。
堅実性の具体例は自分で考える
堅実性の具体的な例は自分で探しましょう。
人の意見を聞くよりもまず「自分にとっての堅実とは何か?」をはっきりさせることが大事。
メモ帳などに堅実と呼べる例を書き出してみてください。
「今の自分が考える堅実とはこういうものか。」と理解した上で、より堅実性の高い考えに触れてブラッシュアップしていきましょう。
何がなんでも投資に変える
「何がなんでも投資に変えるという強い意志と行動力を身につけよう。」
マーケティングにおいてこの考えはめちゃめちゃ大事だと思ってます。
なぜなら、投資に変えるのは難しいから。
普通に過ごしてるだけではなかなか投資効果を実感できないはず。それは世の中、普通に過ごしたら「消費or浪費」のどちらかに転ぶことが圧倒的に多いから。
つまり、ホントに意識しないと投資に変えることが難しいということ。
だからマーケティングの仕事では「何がなんでも投資に変える!!」という強烈な意志と行動力が必要になるわけです。
初心者マーケターに伝えたいことの1つなので、是非とも覚えて実践してみてください。
投資にしてしまえば勝ち
結局のところ、投資に変えてしまえば勝ちなんです。仮に勝てなくても負けはないです。だって「投資になる・投資になった」という結果は必ずプラスになるから。
- 1万円払っても1万以上の価値を得られるなら投資になる。
- 10万円払っても10万以上の価値を得られるなら投資になる。
- 100万円払っても100万以上の価値を得られるなら投資になる。
基本的に投資で失敗する理由は「投資に変えるだけの力が自分になかった」or「そもそも投資に変えられないものにお金を使っていた」のどちらかです。
後者は論外なのでここでは触れないとして、前者は強烈な自分の意志と行動力でほぼ100%の勝ちにもっていけます。
というより、投資に変える意志と行動力を高めることが投資の大前提。
だからそれを意識しましょう!そして行動に移しましょう!という結論になるわけです。
やるべきことは今の自分でできる小さなことからで十分です。いきなり大金を使って大きなことをやる必要なんてないし、自分の身の回りの小さなことからでも意志と行動力は身につくので。
ちなみに個人的なおすすめは以下の3つ。良ければチェックしてみてください。
仕事における浪費は恥だと考える
「仕事における浪費は恥なので、やってしまったら反省会。」
マーケティングの仕事をするなら常に「投資思考」は持っておきたいです。
基本的に投資に変えるのは難しいので、自分が「これならいける!」と思ったものでも投資にならず結果的に浪費になったりします。
広告費なんてまさにそれ。世の中、広告で儲けてる人・会社はありますけど、広告で失敗してる人・会社も普通にあります。
自分の予想が大きく外れるなんてことも普通にあるので「仕事における浪費は恥!!」と自分に言い聞かせておくのがおすすめ。
もしやってしまったら、一人反省会をしましょう。
反省会でもしないとまた同じこと繰り返すかもしれないので、何か自分に課してみるのが良いと思います。
例えばペナルティとして期間を決めて禁酒するとか、外食をしないとかそういうの。
プライベートにおける散財・浪費はどうでもいい
私はプライベートでいくら散財・浪費しようが正直どうでもいいと思ってます。
だってその人の人生だし、その人が無駄だと思うものにはそもそもお金を使ったり、時間を使ったりしないはずなので。
つまり、お金や時間を使っている時点でその人は価値を感じているということ。だったらそれで良いじゃん!という話。
もちろん家庭があるとかは別ですけど、基本的にプライベートにおける散財・浪費は問題ないと思ってます。
…ただ、仕事は別。
特にマーケティングの仕事は会社全体に響く可能性が高いので、散財・浪費しまくる状況で良いわけないです。
企業のマーケターなら「自分は企業の頭脳であり心臓である」という認識と、それに相応しい考え&行動は必要かなと。だから常に投資に変える意識と行動力が必要。
要するに「仕事における浪費は絶対しない!と強く意識しておきましょう!」ということです。
あるもので最強の闘い方を探っていく
「アイシールド21最終巻のヒル魔の名言が私の仕事を支えてます。」
私のマーケティングの土台となっている言葉&考えであり、人生に大きく影響を与えてます。
似たような言葉はきっと世の中にたくさんあると思うし、特別珍しいことを言っているわけではなかったなと思います。
でも、私からするとヒル魔が言うことに特別な意味がありました。
ヒル魔が「クリスマスボウルに行く!」と決めたときから、状況は常に絶望的。試合に勝つどころか得点すらまともにできないチームでした。
そんな絶望的な状況からトップを獲るために考えてきたこと、やってきたことがこのヒル魔の言葉に詰まってます。
そして今までヒル魔がやってきたことを振り返ると「…いや、ホントに凄い言葉だよなぁ…これ。」となります。
その結果で今の私がいます。
私のマーケティングに関わる全ての土台になっている言葉であり考えなので、是非とも心に刻んでみてください。
あえてメインの言葉には触れてないですけど、私が紹介するより実際に読む方が心に響くはず。その方が絶対に価値があります。
まとめ
初心者マーケターに送る21の言葉としていろいろ書いてきました。
初心者マーケターに送ると言いつつも、マーケティングを全く知らなかった昔の私に向けた言葉でもあります。
こうやって振り返ると「あぁ、自分もわりと成長したなぁ…。なんか偉そうなこと言うようになったなぁ…笑。」と思うことはあるし「でも、もっと頑張ろう!」とも思えます。
全員にとって役立つ言葉ではないだろうけど、何か1つでもヒントを得たり、行動が変わるきっかけになれば嬉しいです。
是非、マーケティングの考え方の参考にしてみてください。
マーケティングに必要なスキル10選【資格よりスキルが重要な理由も解説】
【独学OK】マーケティングのスキルを高める勉強法10選【身につけ方はシンプル】