マーケティングの基礎を学びたい人におすすめの本(漫画)があります。
アイシールド21という漫画なんですけど、これが私にとってバイブル的な本なので、みなさんにもおすすめしたいです。
この記事ではアイシールド21を読むことで身につくものがマーケティングにどう役立つのか?という話を書いていきます。
- マーケティングに少しでも興味がある人
- マーケティングの基礎を学びたい人
- マーケティングの仕事をする予定の人
そんな人には是非ともこの記事を読むことをおすすめします。
※若干のネタバレを含むので、アイシールド21をまだ読んだことがない人はまず読んでみてください。
アイシールド21を読んでもマーケティングはできない
最初に書いておくんですけど、アイシールド21を読んでもマーケティングができるようにはなりません。
そもそも、マーケティングを学べるように作られた漫画じゃないし、私が無理やり学んだだけなので、それを伝えておきますね。
ただ、この記事で紹介することはマーケティングをする上での基礎になってます。
個人的にはどのマーケティング本よりも「役立つ本」だったので、それを最初に伝えておきます。
マーケターとしての絶大な強み
私はブログを書いてるので「ブロガー」みたいに思われるかもしれないんですけど、本業はマーケティングです。
そんな私のマーケターとしての絶大な強みって言うのがアイシールド21を読み込みまくったことです。
なぜそれが絶大な強みになるのか?っていうと、私のマーケティングスキルはアイシールド21×マーケティングによって成り立っているから。
多分、文字だけパッと見ても「は?」ってなると思うんですけど、下に書いていることがその答えの一部です。
…と言っても「は???」ってなると思うので、ここから本題入ります。
戦略的思考力
個人的な意見ですけど、マーケティングの基礎で一番大事なのは戦略的思考力だと思ってます。
理由はシンプルで
戦略的思考力は自分が望んでいる結果を手にする可能性を高めるから
≒
戦略的思考力は失敗する可能性を下げることができるから
です。
※イメージしやすいように勉強の話で例えます。
例えば大学受験。
受験を経験した人であれば、志望校に合格するためにいろいろ作戦を立てたことがある人もいると思います。
- 配点が高い科目はどれか?
- どの科目で何点取るのか?
- どの参考書・問題集を使うのか?
- 苦手を克服するか?
- 得意をより得意にするか?
- 最近の入試傾向はどんなか?
- どの問題を何分で解くか?
- どの問題を捨てるのか?
- どうすれば合格できるのか?
って考えたことがあると思います。
なんでそれを考えたのか?って言えばその大学に合格したかったからですよね。
合格しなくていいなら、わざわざそんなことを考える必要もないはずなので。
…で、それらってまさに戦略的思考力なんですよ。
だってそれは「志望校合格」という勝率を高めているから。
選択肢としてはただ闇雲に勉強することだってできるのに「どうしたら合格に少しでも近づけるのか?」って考えた上で行動したんだと思います。
実際に合格できたかは別ですけど、勝率(合格率)が少しでも高まっていたのならそれは戦略的思考力だと言えるので、どれだけ大事か?っていうのは少し理解できると思います。
戦略的思考力がないと欲しい結果は手に入りにくいです。
逆に言うと、戦略的に考えることによって欲しい結果を手にする可能性を高めることができます。
で、それはマーケティングも全く同じ。
つまり
- 会社というチームを勝たせるためにはどうしたらいいのか?
- どうすれば利益が出るか?
- どうすれば最大化できるか?
…とかそういうのを戦略的に考える必要があるということ。
マーケティングで結果を出すためにはいろんなものを戦略的に考える必要があるので、この戦略的思考力はマーケティングの基礎だと考えてます。
…で、その戦略的思考力っていうのはアイシールド21に書かれてます。
私は元々そんな思考力は持ってなかったですけど、アイシールド21を読み込みまくることでそれが身につきました。そしてそれが仕事をする上での基礎になってます。
当然役立ってます。
なので、みなさんも是非アイシールド21を読み込みまくて戦略的思考力を身につけてほしいです。
戦略的思考力の身につけ方
マーケティングで一番大事なスキルは「戦略的思考力」と書きました。
でも、それをどうやって身につけたらいいのか?って謎ですよね。
なので、ここからは私が戦略的思考力を身につけた方法を解説します。
「絶対にこうしないといけない!」っていうわけじゃないですけど、私の場合「結果的にこうなってました」という話なので、一応の参考にはなると思います。
戦略的思考力を持っていることを自覚する
まずやるべきことは、戦略的思考力を持っていると自覚すること。
マーケティングにおける戦略的思考力は特別なものではなくて、ほとんどの人が既に持ってるものです。
あなたが今まで経験してきたことの中には「戦略的思考力によって選ばれた行動」というのがあるはず。まずはそれを紙に書き出してみるのがおすすめ。
そうすることで「あぁ、自分にも戦略的思考力ってあるんだな。」と強く自覚できるはずだし、今後マーケティングにおける戦略的思考力を付ける上でも土台になるので是非やってみてください。
戦略的パターンを知る
次にやるべきことは、戦略的と言えるパターンを知ること。
理由は「戦略はある程度パターン化されているから」です。
例えば上に書いた大学受験の話で言えば「A大学に合格する為の戦略的パターン」っていうのはある程度決まってるんですよ。
- A大学に合格したいなら、aという問題集を使う方が良いよ!
- A大学は数学の配点が高いから、数学に力を入れた方が良いよ!
- A大学は毎年微積の問題が出るから、微積の問題を解けるようにした方が良いよ!
みたいに。
そして、これは大学受験にだけ当てはまるわけじゃなくて、他のことでも当てはまります。
テニスの例で言えば
- 相手のバック側に打つ
- バック側の高めor低めのボールを打つ
- 速いサーブを打つ
…など。
こんな感じで勝率を高める戦略(≒戦術)はほぼ決まってるし、パターン化されてます。
なのでまず、自分が欲しいと思う結果に対する「パターン化された戦略(≒戦術)」を知るのがおすすめ。
この記事はアイシールド21の話をしているので、それで例えるなら「まずはヒル魔の戦略をインプットする」っていうのがおすすめ。
ヒル魔はもう圧倒的に戦略家。弱小チームが強豪に勝つための戦略を考えられる時点で、もうめちゃめちゃに戦略家だと言えます。
アイシールド21を読んでヒル魔の考えを頭の中にインプットすると
「あ。戦略的思考力ってこういうことなんだな。」
っていう軸みたいなのができます。
その軸が出来上がると、何かを見たり聞いたりしたとき「これは戦略的だ!」ってなんとなく分かるときが来ると思います。
それが第二段階ですね。
戦略的パターンを考える
戦略的思考力の軸ができあがったら、日常的に「戦略的なパターン」を考える癖をつけましょう。
例えば普段過ごしているときに「あぁ~これってもっとこうしたら戦略的になる気がするなぁ…。」って考える癖をつけると、結果的に戦略的思考力が高まります。
分かりにくいなら
「どうしたらもっと良くなるだろうか?」
って考えるのでも良いです。
物事をより良くする方法を考える≒戦略的思考に繋がるので。
例えば仕事なら
- どうしたらもっと効率的になるだろうか?
- どうしたらもっと人を集めることができるか?
- どうしたらもっとチームをまとめられるだろうか?
- どうしたらもっとお金を稼げるだろうか?
とか、そういうのですね。
これは今すぐに答えを求めなくて良いです。
作っておいた戦略的思考力の軸を元にして、自分なりに良いと思う方法を考える。仮説を立てる。
それが目的であって、今その瞬間に答えが出なくても大丈夫です。
この段階は考える力を育てることが目的なので。
…で、これを日常的にやるっていう感じですね。
「マーケターはマーケティングの仕事をしてないときに成長する!」
って私は思ってるので、プライベートのときにいろいろ考える癖をつけてみてください。
ちなみに、私はこうやって身につけました。
戦略的思考力がめちゃめちゃにあるわけじゃないですけど、それでも明らかに困る機会は減ったので、一応おすすめしておきますね。
勝者の意識
ビジネスをする上では勝者の意識が必要だと思ってます。
理由は超シンプルで、勝たないと何も得られない、それが基本だから。
凄い簡単な話で言えば、会社で給料を貰えてるのって「どこかで勝てているから」だと思うんですよ。
逆に言えば、常に負けっぱなしの状態ならいつか売上がなくなる→給料が払えなくなる。ってことだと私は考えてます。
たくさん給料が欲しい!綺麗なオフィスで働きたい!福利厚生が充実しててほしい!とかそういうのは全て「勝ちあってのもの」なので。
そう考えると負けていい事なんて基本的にない。だから常に勝たないといけない。っていうのが当たり前に思えてきます。
勝たなくても欲しいものが手に入った!
っていうのは嬉しい誤算でしかなくて、何か欲しいものがあるなら「勝つしかない」って思ってた方が得だし、多分世の中基本的にそうなってます。
なので、マーケターは「勝者の意識(勝つための意識)」っていうのがめちゃめちゃに重要という話。
※マーケターは会社という組織を勝たせるために仕事する、個人なら自分が勝つために仕事をする…って思ってて良いです。
そしてこの勝者の意識っていうのはアイシールド21で学べます。
今からその話を書きます。
君達の使命はただ一つ
敗者に敢闘賞は無く
勝者のみが栄光を得る世界
君達の使命はただ一つだ
勝て!!
(引用)
原作:稲垣理一郎
漫画:村田雄介
出版社:集英社
巻数:10巻
ページ数:125p
ここで負ければ
初戦敗退と何も変わりはしない
敗者に言い訳はない!
正義はただ一つ!
勝て!!!
(引用)
原作:稲垣理一郎
漫画:村田雄介
出版社:集英社
巻数:29巻
ページ数:44p
なんでこの名言を紹介したのか?っていうのは単純で「勝つことの重要性」っていうのを知ってほしいから。
基本的に「勝者じゃないとダメ、1位じゃないとダメ」なんです。
アイシールド21に出てくる選手は「一番になること」を目指してます。
ここではクリスマスボウルっていう決勝の舞台のことなんですけど、誰も準優勝で良い、3位で良い、1勝すればいい、とかそんなこと考えてないんですね。※3番で良いっていう選手はいるんですけどここではスルーで笑。
特に蛭魔妖一という選手はそこしか見てません。
そこしか見てないからこそ、その為の考え・行動っていうのは物凄い参考になります。
これを読んでる人の中に「1位になるのは当たり前」なんて考えを持ってる人はそんなにいないと思います。
こんなこと書いてる私だって元々「いや、普通に2位とか3位で良くない?」って思ってたタイプだし、勝利に対する欲みたいなのは今と比べると明らかに弱かったなって思います。
でも、アイシールド21を読むことでそれが身に付きました。
勝者になること、1位になること、その為に必要なことを考えて、必要なことをする。めちゃめちゃに頭を使って、めちゃめちゃ行動する。
そんな思考が生まれたのは、マーケターである私にとって超強い柱になってます。
そしてこの考えっていうのは、アイシールド21を読んでいなかったら身についてなかったと思います。
この考えがあって、そこにマーケティングのスキルが積みあがったことが私にとっての強みなので、是非アイシールド21を読んでこの「勝利の意識、1位の意識」を身に付けてほしいです。
リーダーシップ
「マーケターに必要なスキルって何ですか?」ってマーケターに聞いたら、2番目くらいに返ってくるのが「リーダシップ」だと思います。
何でなのか?っていうのはまぁいろいろあると思うんですけどリーダシップを発揮できることが人を動かす上で必要だから…ですかね。
マーケティングっていうのは一人でやるものではないです基本的に。チームでやるものです。
で、そのチームで動くということを考えたとき、リーダー的存在の人がいないと困ることがあります。※イメージとしてはチームがまとまらないとか、そういうことですね。
部活とかでもキャプテンとかいるじゃないですか。
そのキャプテンって最上級生がやることが多くて、その最上級生に何か言われたら「はい!!」って言って行動しますよね。
それの仕事版みたいなイメージ。
要するに「人を動かす力(≠パシり)」がマーケターにないと、仕事上困ることがあるから。」ってことだと私は考えてます。
ちなみに、私はそのリーダー的な話を学んだことはないです。
でも、アイシールド21を読み込みまくった結果、ヒル魔という最高の司令塔の振る舞い方みたいなのが身につきました。
私はそれを参考にしてるし、私の中ではそれが理想像なので正しいとさえ思ってます。
最高の司令塔
ヒル魔のポジションはQBです。
そしてヒル魔は泥門デビルバッツのリーダーみたいな位置にいます。公式にリーダーとかキャプテンって出てたか忘れましたけど、ヒル魔以外その役割をする人はいません基本。
で、ですね。ヒル魔ってめちゃめちゃに凄いんですよ。
勝つことだけを考えてる人だからときに非情にもなる。でも、勝つために非情になれるのに、同級生・後輩からの信頼度がとてつもなく高い。
その信頼される理由の一つにはおそらく「勝つことに全力だから」っていうのも入ってると思います。
そんなヒル魔は最初から最後までいろんな言葉を残し、行動をしていくんですけど、それがまさに「マーケターに超役立つもの」なんですね。
リーダーシップの話から言えば、チームをまとめることも一つ。
泥門デビルバッツはみんな「クリスマスボウルに行く」っていう目標を持って練習やトレーニングをしてます。
でも元々、栗田君を除いて基本「アメフトなんてやらない」って思ってた人達ですからね。これが凄いことだってなんとなくでも分かると思います。
特にハァハァ三兄弟なんて脅されてアメフトの試合に出されてたのに、結果的にはハァハァ三兄弟も本気でクリスマスボウルを目指してるんです。
※不良のハァハァ三兄弟を本気にさせたヒル魔はめちゃめちゃ凄いです。不良がガチなスポーツマンになってるし、3人を本気にさせた仕掛け&言葉もめちゃめちゃ凄いです。
みんな個人的な想いがあって「アメフトをやる!」って決めたっていうのもあるんですけど、そんな人達を結果まとめてるのがヒル魔。
ヒル魔に対する1年生、2年生の信頼は絶大です。「ヒル魔さんがそう言うから…。」っていうので、みんな個人のプレーに集中できるっていう面もあるので。
要するに難しいことはヒル魔に任せて、自分は自分のやるべきことに集中できる、とかそういうのですね。
※つまりヒル魔は、各メンバーがやるべきことに集中できるように行動しているとも言えます。
メンバーの意見もしっかり聞くヒル魔
ヒル魔は司令塔でいろいろ作戦とか考えてますけど、個人の意見も聞いてあげるんですよ。代表的なのがセナ君。
セナ君に対してヒル魔が「勝ちてえのか?」と聞くシーンがありますが、あの時ヒル魔はもう試合を捨ててましたからね。
それでもセナ君のことを考えて「個人の意見に耳を傾けてくれた」わけです。
なんでもかんでもヒル魔が決める、ってわけじゃなくて、他の人の意見にも耳を傾ける。それが理想的なリーダー像の一つだと思います。
あと、またあるとき栗田君が凹んじゃうんです。そのときヒル魔はある言葉をかけてあげるシーンがあります。
そしたら栗田君、立ち直るんですよね。そのシーンが超かっこいいんですけど、冷静に見ると「めちゃめちゃいいリーダー感」あるんですよ。
落ち込んでる人に対して優しい言葉をかけるのも一つですけど、こういう感じで接してくれるのって凄い良いリーダーだなって私は思いました。
なのでヒル魔のリーダシップ感みたいなものっていうのは、超参考になると思います。
アイシールド21を読んで行くと「ヒル魔ってリーダーとして最高じゃん!!」って思えるはずです。
※細かいものとか含めるともっとあります。例えばケツを蹴るっていうのもそれですね。
ヒル魔のリーダーシップはそのまま役立つ
ヒル魔のリーダーシップ的な話で言えば…
- クリスマスボウルに行くという夢を掲げ
- それをメンバーに共有し
- メンバーのやる気を引き出し
- 地獄の特訓で成長し
- 正攻法と奇策で勝つ
っていうのがあります。
…この話の凄さ、伝わる人には伝わるはず。
それが学べる漫画がアイシールド21なので、是非一度読んでみてほしいです。
ランチェスター戦略
マーケティング用語?としてある「ランチェスター戦略」という考え。
私は詳しく知らないんですけど、めちゃめちゃに簡単に言えば弱者の戦略ということになるそうです。
私がランチェスター戦略を詳しく知らない理由は、そんなことを学んでないから。
でも、アイシールド21を読み込みまくった結果「ランチェスター戦略のようなもの」が身についてました。
アイシールド21を読んで学んだことは主に5つ。
- 局地戦
- 接近戦
- 一点集中
- 1on1
- 正攻法と奇策
細かいことを言えばもっとあるんですけど、大きく言えばこの5つですね。
ビジネス的なランチェスター戦略を学んでなくても、アイシールド21を読み込んでおけばそれに近いものが手に入ります。
そして上に書いた5つをしっかり意識しておけば、明らかな間違いにはなりません。
- 局地戦を意識する。
- 接近戦でファンに接する。
- 一点集中攻撃。
- 1on1で勝ち。
- 正攻法と奇策を使い分ける。
私はこれらをベースにして「ランチェスター戦略のようなもの」を理解してます。
これだけで事足りるし、ビジネスにおける正しいランチェスター戦略を知らなくて困ったことは今まで一度もないです。多分困ることもないですこの先。
上にも書いたように、これはアイシールド21を読み込むことで身についたものなので、是非読んで身につけてほしいです。
一般的なランチェスター戦略の話はほとんど知らないので、気になる人は調べるなり詳しい人に聞くなりしてみてください。
ランチェスター戦略が必要な理由
ちなみに、なんでこの「ランチェスター戦略」の考えがマーケターに必要なのか?っていうのは超単純で、ほとんどの企業は大手と勝負することになるから。
当たり前ですけど、大手企業の方が数が少ないわけですよ。
つまり、弱者ではなく強者の戦略を取れるマーケターの方が少ないということ。
多くのマーケター(≒会社)は「ランチェスター戦略をする側」になる可能性が圧倒的に高いので、知っておいた方が良いってことですね。
ちなみに「大事なのになんでお前は学んでないんだよ!?」って思う人いるかもしれないんですけど、学んでない理由は上に書いた通り。
アイシールド21で身につけたランチェスター戦略のようなものをベースにして、応用させていく。
それが私なりのランチェスター戦略の学び方だったっていうのと、その状態からビジネスで言われているランチェスター戦略を学び直そうという気がしない…というだけ。
そもそもアイシールド21で学んだことだけで事足りてしまうので、学び直そうとさえ思ったことはないですね。
多分、多くの人にとってビジネス本とかセミナーとかで学ぶより、アイシールド21を読んで感覚的に理解した方がプラスになる気がします。こんな分かりやすい漫画ないですよ。
「ランチェスター戦略の詳しいことは分からないけど、アイシールド21で言うところの泥門デビルバッツの戦い方のようなものね。」
そうやって理解するだけでも普通にプラスだし、ほぼ間違ってないし、超実践的知識が得られます。
それをまず理解した上で、実際のマーケティングの仕事でランチェスター戦略をやってみれば「あぁ、なるほど。アイシールド21で学んだことがしっかり生きてるな!」って思えるはず。
泥門デビルバッツの闘い方
アイシールド21の主人公は小早川瀬那君です。
セナ君が入ることになるチームは泥門デビルバッツという名前で、戦績が超良くないんです。※昨年の大会、初戦敗退。得点は(おそらく)無得点。
ちなみに麻黄中のときは3点取ったことがあります。
そもそも正部員が2人しかいなくて、残りの枠はみんな他の部活の助っ人。泥門高校はスポーツが強い学校ではないので、助っ人を含めても結果初戦敗退。
で、そんな弱小チームが「クリスマスボウル」っていう舞台を目指すわけです。
クリスマスボウルっていうのは全国大会決勝の舞台のことで、高校アメフトの頂点を決める試合。
…普通に考えてこの話「いや、無理でしょ。」って思うじゃないですか。
だって昨年初戦敗退のチームで。
部員がセナ君含めて3人しかいなくて。
クリスマスボウルの舞台に行けるのは全国で2チームだけで。
泥門は関東だから枠は1つだけで。
同じ都内には超強豪がいて。
他県には無敗のチームがいるんですよ。
もっと言えば、ヒル魔たちのラストチャンスの大会は、史上最強が集まってしまった「絶望的な大会」。
クリスマスボウルに行くためには、それらのチームと闘って勝たないといけないわけです。
冷静に考えてもそれは無理って思いますよね。
泥門デビルバッツはそんな絶望的な状況からクリスマスボウルを目指していきます。
弱小チームである泥門デビルバッツがどうやって格上のチームに勝っていくのか?っていうのはアイシールド21に面白いくらいたくさん書かれてます。
それらを全て頭の中に叩き込んで、その上行動すれば、何もないよりはプラスになるはず。
そしてなにより、それらの考え・行動っていうのが上に書いた「ランチェスター戦略」なんですね。
つまりは、泥門デビルバッツの闘い方≒弱者の戦略、ということ。
これを詳しく書くとネタバレになるのでアイシールド21を読んで欲しいんですけど、実際に読み込んできた私から言わせてもらうと「マーケティングの仕事にめちゃめちゃに役立った。」って言えます。
アイシールド21を読んだら絶対にそれが身につくとは言えないですけど、私のように読み込みまくればマーケティングの仕事に役立つものが得られます。
というか、それが得られるくらい読んで欲しいです。
よろしくお願いします。
経営者視点
よく言われること?なのか知らないですけど、マーケターは経営者の視点が大事だ、なんて話があります。
冷静に考えてみると「あ、確かにそうかも。」って思うことがたまにあります。
世間的に言われる経営者についての詳しいことは知らないですけど、会社全体を見てどうするべきか?みたいなことを考えるんだと思います。
じゃあ何のためにそんなことするのか?って言えば、最終的には「利益を出すため」だと思います。
でもそれってつまり「勝つため」ですよね。
最初にも書いたように、ビジネス的に負けた、負け続けた結果、欲しいものがたくさん手に入るなんてことはないはずなので。
つまり、勝たなくていい経営戦略なんて1つもない≒どの会社も勝つための経営戦略であるということ。
私に経営者視点があるか?と言われたら多分ないですけど
- 会社という組織(チーム)を勝たせるためにはどうしたらいいか?
- 自分と周りの状況を考えた上でのベストな選択とは何か?
っていう視点は持ってます。
私的にはこの視点が経営者視点の代わりになってるので、一応は正しさがあると思ってます。
で、この視点をどこで身につけたのか?っていうと、それがアイシールド21。
その話を書いてみたいと思います。
経営者視点っていうのは総合的な言葉だと思うんですけど、個人で言えば「自分以外のことも視野に入れて考える」という感じ。
よく分からないって人は「(勝つ為に)自分と自分以外のことを広く見る力」って考えてください。
泥門デビルバッツのQB
アメフトにはQBというポジションがあります。
クウォーターバックっていうポジションなんですけど、アメフトにおいてこのQBは超大事。※司令塔なんで「どういう作戦で行くか?」とかいろいろ俯瞰して考えていくことになります。
で、ヒル魔はこのQBのポジションなんですね。
そんなヒル魔は
- 格下がどうやって格上に勝つのか?
- どういう作戦でいけば良いのか?
- 何をしたら勝てるのか?
- 今、最も勝率が高い選択はどれか?
…など。
こんなことをずっと考えてます。
ヒル魔は主人公じゃないですけど、裏エースって呼ばれていて、泥門デビルバッツがあれだけの強さを持っているのはヒル魔がいてこそ、なんですね。
アイシールド21の話で言う「勝つか負けるか?」っていうのは、会社で言う「儲かるか、損するか?」って言うのと似てると思ってます。
経営であれば儲けるためにいろいろ考えると思いますけど、ヒル魔も「勝つため」にいろいろ考えているというわけです。
そのヒル魔の視点が、マーケターにめちゃめちゃ役立つと思ってるし、私には実際役立ってます。
なのでアイシールド21を読んで、ヒル魔の視点を頭の中に叩き込んでおけば「何もしないよりはプラスになる」はず。
ヒル魔は泥門デビルバッツにとっての頭脳であり心臓。
マーケターも会社にとっての頭脳であり心臓。
だからヒル魔の視点はマーケターの視点と似てる部分が多いし、だからこそめちゃめちゃ参考になります。
とある泥門の試合でヒル魔が○○したとき、泥門はどうなったか?を考えてみてください。ヒル魔の重要さがそのままマーケターの重要さを意味してます。
時間管理能力
これもめちゃめちゃ大事だし、個人的に「基礎」だと思っているスキル。
時間管理能力っていうのはそのままで
時間を管理する能力
≒
時間を効率的に使う能力
(≒)
(戦略的に時間を使う能力)
みたいな感じ。
マーケティングに限らず、1つの大きな問題点になるのは「時間」なんですよね。
何かをするにしても「遅いより速い方が良い」っていうのは基本的な考えだし、マーケティングの場合だと「効率化」っていうのも重要なキーワードになってくるので時間管理能力が普通に大事。
でも、おそらくこの時間管理能力がちゃんとある人は少ないと思います。
リアルな生活で言えば、受験勉強や試験の時間配分くらいがその例だと思うんですけど、それを仕事で活かせているか?って言ったら「ん~。」ってなる人がほとんどだと思います。
なので、一度ここで「時間管理能力」を身につける方が良いのかなと。
で、それを意識できるのがアイシールド21なので今からその話を書きます。
ちなみに、私は仕事では「わりと時間管理能力が高い」と思ってるんですけど、それ以外は普通に超絶時間にルーズ人間なので、それはスルーで。
TIME CONTROL MAGICIAN
アイシールド21には「TIME CONTROL MAGICIAN」という神回があります。
…この回はまぁ凄いんですよ。
約1分という短い時間をとんでもなく上手く使っていく回なんですけど、それを見るだけで時間管理の意識がだいぶ変わると思います。
私は元々…というか素は破壊的時間にルーズ人間だし、時間管理能力がめちゃめちゃ低いと思うんですけど、それが変わったきっかけっていうのは多分これ。
この回を読むことで「あぁ、ヒル魔ってホント凄いな。自分ももっと上手い時間の使い方を考えるべきだな。」って思えたんですよね。
結果的にプライベートはマイペース極めてますけど、仕事における時間管理能力は多分高い方だと思ってるし、なんなら今も普通にあって良かったと思えるスキルです。
時間管理能力はあって損しないスキルなので、今まであんまり意識してこなかったという人は是非アイシールド21のこの回を読んでみてください。
かっこいい!って思ってそれにちょっと影響されるだけでも、多分プラスになってます。
※ちなみに、物語が始まってから最後の大会が始まるまでの約6ヵ月間で「クリスマスボウルに行けるチーム作りをする」という点もめちゃめちゃ参考になります。
もはや美しさすら感じるスケジュール管理がめちゃめちゃ参考になるので、そこも是非チェックしてみてください。
時間管理能力は
- どうやったら仕事が早く終わるのか?
- どうやったら少ない時間で効果を最大化できるか?
みたいなことに使えます。
時間という絶対的なものに対してどうこうするってのは無理ですけど、自分がそれを効率的に使えれば実質時間が伸びるようなものなので、それを考えるため・使うためにという意味で大事になります。
マーケティングの仕事をするなら「どうやったら効率的に進められるか?」「どうやったら自動化できるか?」みたいなことを考えるので、その準備として是非アイシールド21のこの回を読んでみてほしいです。
勝率思考
勝率思考って言葉が正しいかは分からないですけど、私は以下の2つを意識してます。
- 勝率がどれくらいあるのか?を考える力
- 勝率が一番高い選択肢を見極める力
なんで勝率思考が大事なのか?っていうのは、勝つことが絶対だから。
ビジネス的に言えば勝たないとお金が稼げないわけです。
(ビジネス的に)負けて何かプラスになるってことはほとんどないから。
- プロジェクトを成功させる
- 利益を増やす
- 会社を成長させる
…など
そういうのは全て「勝ち」あってのもの、だと思ってます。
厳密に言えば負けさえしなければお金は増えますけど、その話を入れるとややこしくなるのでここでは「勝つか負けるか」の2つだけで考えてます。
で、マーケターはいろんなことを考えるのが仕事。
その中で、いろんな選択肢を考えることになるわけですけど、そのとき「最も勝率が高い選択はどれか?」って考えられた方が良いに決まってますよね。
なぜなら、それを意識しないと適当な選択をしてしまう可能性があるから。
そして、適当な選択をしたら負ける可能性が上がるから。
勝つことが絶対として仕事をするなら、わざわざ負ける可能性が高い選択なんてする意味はないですよね。
なので勝つ為にって意味もありますけど、負けない為にって意味でも勝率思考というのは必要だと思います。
あと、勝率思考は戦略的思考とセットです。
戦略的思考は「勝つ為に必要な情報を集めること」で、勝率思考は「集めた情報の中で勝率が高いもの順に並び替える」みたいなイメージ。
そして、勝率思考で並べ替えた情報(アイデアなど)は、最も勝率が高いものだけを知っていれば良いわけじゃないんですね。
当然、一番大事なのは一番勝率の高い情報ですけど
- 状況やタイミングによって勝率は変わっていくということ
- 2位以下の情報も切り捨てずに取っておくということ(※戦略的思考力を使って集めた情報のみ)
これらの意識も必要です。
要するに、一番良い情報(勝率の高い情報)を1つだけ持っていればいいというわけじゃないということ。それを覚えておいてほしいです。
で、この勝率思考の話はアイシールド21で学びました。
その話を書いてみます。
勝つことだけを考えている男
ヒル魔は常に「勝つこと」を考えてます。
試合のときなんてそれが強く出てます。「今、どういう状況なのか?」っていうのを見て、その中で一番勝率が高い選択をする、それがヒル魔なんですね。
例えばこれはある選手への言葉。
ケケケ
ならやっぱり
ラストプレーはテメーだ
それが一番勝率が高え
(引用)
原作:稲垣理一郎
漫画:村田雄介
出版社:集英社
巻数:37巻
ページ数:144p
この言葉はまさにそれ。
ヒル魔は司令塔なので、いろんなことを考えてます。
上に書いたように「どうしたら勝てるのか?」っていうのを常に考えてるからこそ「どれが一番勝率が高い選択なのか?」っていうのを考えることができます。
そしてそれを考えられるからこそ、勝率が高い選択をすることができます。
ヒル魔はこのとき、おそらく他にもたくさんの策があったはず。それらの勝率はきっとA%、B%、C%…みたいな感じになってたはず。
そして、このセリフにある「やっぱり」というのは「その中で最も勝率が高い選択肢がどれなのか?が分かっていた!」ということになります。
しかも、「やっぱり」と分かっているのに選択肢をいくつも考えていたのは、途中に書いた「勝率の高い選択を一つだけ知っていれば良いというわけでない。」という話と一致します。
ヒル魔のこの判断が正しかったか、正しくなかったか?っていうのはここでは触れないですけど、今までのヒル魔の判断がどうだったか?っていうのを考えたら、その重要さは分かると思います。
つまり、上に書いた
- マーケティングの勝率の話
- ヒル魔が考えている勝率の話
っていうのは「勝つことにおいてほぼ同じ」ということ。
それが私にとってめちゃめちゃに役立つものでした。
アイシールド21を読めば勝率思考が身につくわけじゃないですけど、意識することはできると思います。
勝率思考を普段から意識しておけば、何か作戦を考えるときその思考スピードは上がるはずなので、ぜひ意識してみてほしいです。
勝率の高い選択ができるようになったという変化
ちなみに、私は元々「勝率思考」なんてほとんどなかったです。
というか、アイシールド21を読んで「トップレベルに変わったことの一つ」がこれだと思ってます。
- 今ある選択肢の中で、最も勝率が高いのはどれか?
- なんでその選択肢が最も勝率が高いと考えたのか?
- 他の選択肢の勝率が低いと言える理由は何なのか?
- どうしたら負けないのか?その為のベストな選択とは何か?
- どうしたら勝てるのか?その為のベストな選択とは何か?
これを普通レベルで考えられるようになったのは、明らかにアイシールド21の影響。
もしアイシールド21を読んでなかったら、この勝率思考を持ったマーケターにはなれてなかったですね。
私がマーケティングを学んだときこの「勝率思考」っていう話はなかったし、マーケターの必須スキルとして「勝率思考」っていうのがあるわけじゃないので。
攻めと守りの姿勢
これは私が特に「必要だな」って感じること。
攻めと守りの姿勢っていうのはそのままの意味なんですけどマーケティングの仕事で攻めるとき、守るとき、その両方を考えられるようにすることって感じです。
他の記事でも書いているように、私は元々超絶保守的人間です。
諺で「石橋を叩いて渡る」っていうのがありますけど、私からしたらそんなの大したことないって思うくらいでした。
石橋を叩き割って渡れないようにする。(そうしたらそもそもリスクを負う必要はない。)
この言葉がよく似合うタイプだったので、超絶保守的人間・破壊的堅実思考人間、みたいな感じでした。
でも、成長するためには守ってばかりじゃダメで、攻めることを覚えないといけないんです。
攻めるということはリスクを負うということ。
今までそれを避けてた私からしたら、その考えっていうのは凄く大きなもので、結果的に言えばこの考えがマーケティングにめちゃめちゃ役に立ちました。
0点に抑えて100点取る
0点に抑えれば1点だけでも勝てる!
アメフトで大切なのは防衛だ!
(引用)
原作:稲垣理一郎
漫画:村田雄介
出版社:集英社
巻数:2巻
ページ数:23p
99点取られようが100点取りゃ勝つんだよ
アメフトで大切なのは攻撃だ!
(引用)
原作:稲垣理一郎
漫画:村田雄介
出版社:集英社
巻数:2巻
ページ数:27p
これはある2チームのアメフトに対する考え。
この2つの考えはどちらも正しいんですね。
- 相手の得点が0点なら、自分達はたったの1点だけでも勝てる→正しい。
- 相手の得点が99点でも、自分達が100点取れば勝てる→正しい。
※アメフトは1点取って勝つことはできないですけど。
これを最初に読んだときには「かっこいい!!」と思うだけだったんですけど、マーケティングの仕事をするとき「これは!!」って気付いてから私の中で大きな変化が起きました。
上に紹介した言葉に影響された私は、マーケティングの仕事でこんなことを考えてます。
0点に抑えつつ、100点取る
どういう意味か?っていうのはそのまま。
王城ホワイトナイツのような圧倒的守備力で相手の得点を0点に抑えつつ、泥門デビルバッツのような圧倒的攻撃力で100点取る。
ということ。
もっと具体的な言葉にするならこんな感じ。
超堅実的な守備力で守り、圧倒的攻撃力で突破する
(使うお金を0に抑えつつ、利益を100得る)
さすがにお金を0にするっていうのは現実的に無理ですけど、意識としてはそう思ってます。
そしてこの考えは、私のマーケティングスキルの根幹である「最小で最大を」に繋がるものなので、私にとってはめちゃめちゃ重要でした。
ディフェンス力×オフェンス力だから意味がある
- 0点に抑える守備力は、私が元々持っている超絶保守的人間・破壊的堅実思考人間としての「守備力」のこと。
- 100点取る攻撃力は、アイシールド21で身につけた「攻撃力(戦略など)」のこと。
その2つを組み合わせることで生まれてた「0点に抑えつつ100点取る」という意識は、マーケティングの仕事をするときめちゃめちゃに役立ちます。
だからアイシールド21は凄い漫画なんです。
相反する考えを読者として「良いとこ取りができる」んです。
それが本当に役に立つものなので、少しでも興味を持ってもらえたらアイシールド21を読んで欲しいです。
チラッと読むだけだと身に付かないですけど、深く読み込んで「これはどういうときにどう活かせるのか?」って考えながら読むと、いろんなことに応用できるようになります。
是非読み込んで、自分は王城ホワイトナイツの守備力と泥門デビルバッツの攻撃力を持ったマーケターだ!と言えるくらいのレベルを目指してみてください。
超絶保守的人間で良かった話
根が超絶保守的人間(ディフェンス寄り)の私に攻撃力が備わったっていうのは、なんだかんだ一番良いタイプだったんじゃないか?って思ってます。
というのも、私が元々オフェンス寄りだったとしたら仕事で使うお金、負うリスクの規模が若干大きかった気がします。
変化したとはいえ、私の根は超絶保守的人間のディフェンス寄り。
だから「守りが基本で攻めるべきときのみ攻める」というイメージなんですね。
その方がビジネス的にリスクが最も少なくてかつ、利益も出せるっていう「なんだかんだ一番良いタイプだな」と感じるし、今でも「あ、根が超絶保守的人間で良かったかもしれない」と思う部分でもあります。
持ってない方のスキルを磨く
要するにこういうこと↓
- 普段、守ってばかりの人は「攻めること」を覚え、それを磨く。
- 普段、攻めてばかりの人は「守ること」を覚え、それを磨く。
- 普段、どっちもどっちな人は「どっちも磨く」ようにする。
私は1番目に該当するタイプだったので、アイシールド21を読んで「攻めること」を覚えましたっていう話ですね。
※ちなみに、ビジネス的に安定してるのは「新生王城ホワイトナイツのような人」だと思ってます。
ベンチャー企業の社長とかは「攻めて守る!どんどん攻めろ!」とする人が多い印象ですけど、個人的にはその考えはあんまり好きじゃないです。
なので、自分は「とにかく新生王城ホワイトナイツのような人を極めよう」と思うようにしてるし、そこから外れないように強く意識してます。
まぁ自分の性格的に泥門っぽい攻めはしたくでもできないんですけどね。
強みとその活かし方
これはもう何度も書いちゃってるんですけど、改めて書きます。
マーケターには「強みを活かす」という考えが必要です。
なんでそれが必要なのか?というのは単純で、利益の最大化に必要なものだから。
そもそも弱みをベースにして戦うなんていう戦略・戦術は基本的にはあり得ないです。世の中のほとんどのビジネスは強みを活かしてこそ成り立つものだから。
利益を最大化させようと思ったらほぼ確実に「強みを活かさないといけない」という状況になるし、そういう状況になるからこそマーケターは「強みを活かせないといけない」ということになります。
で、その話の前段階で「強みとは何か?」を考える必要があります。
なぜなら、強みを知らないと活かせないから。
リアルな話で言えば
- マーケター本人の強み、その活かし方
- 他者(チーム)の強み、その活かし方
- 企業の強み、その活かし方
これらを全て考えられるようにしておくべきだと思うので、結果的言えばマーケターは強みと強みの活かし方を知らないとダメって話です。
私がマーケティングを学んだときにもこの話がありました。
でも、その前にアイシールド21を読み込んでいたので「あ、なるほどね。そういうことね。」とすぐに理解できました。
長身を活かしてプレーするべきだ
ちゃんと腕使ってけ
お前はその長身を
全っ然活かしてねえ!
(引用)
原作:稲垣理一郎
漫画:村田雄介
出版社:集英社
巻数:13巻
ページ数:118p
アイシールド21には筧君という凄い選手がいます。
筧君は小学生のとき既に身長170cmあって、その時の活躍で言えば「無敵」だったそうです。まぁそうでしょうねって感じですよね。
なんですけど、そのときコーチに言われた言葉が上に書いたセリフ。
そしてそんなコーチに対して筧君が言ったセリフっていうのがこれ。
うるせえな
活躍してんだからいいじゃねーか
この雑魚コーチ!
(引用)
原作:稲垣理一郎
漫画:村田雄介
出版社:集英社
巻数:13巻
ページ数:118p
この状況はつまり
誰がどう見ても圧倒的な活躍を見せる筧君に対して「それじゃダメだ!」と言ったコーチがいて、そのコーチに対して筧君は「活躍してんだから良いじゃん。雑魚のくせに。」的なことを言った。
ということです。
なんでこの話を出したのか?っていうのは超単純で強みに対する考え方が変わるシーンだから。※正しくはその後の話も含めてですけど。
筧君には、長身という強みが確かにあるのにコーチからしてみたら「その長身を活かせてなかった」わけです。
そして結果的に筧君はある事に気付くわけですが、そのシーンを見ると「あ、強みって活かさないとダメなんだな。」ってなるんですよね。
最初、筧君は「無敵」と思われるくらい活躍してたわけですよ。そんなの普通の人からしたら、強みを活かしてるようにしか見えないわけです。
でも、コーチは「その長身を活かしてないからもっと活かせるようなプレーをしろ。」的なことを言うわけです。そして結果的に筧君はああなるわけです。
つまり、その強み、分かってるようで分かってない。活かせてるようで活かせてない。ということ。
強みに気付くのは大前提、その先にある「強みを活かすこと」までできて、人・組織の強さが最大化される。
筧君のシーンは、今まで強みについて考えたことがある人、無い人にとって凄い為になるシーンだと思います。実際私は凄く為になりました。
強みの話の例えとして、私はよくヒル魔の闘い方、泥門デビルバッツの闘い方の話をしてましたけど、このシーンでもそれが学べるんですね。
で、この話をマーケティングに寄せると
- マーケターとしての強みをまず知ること。
- そしてその強みを活かす方法を考えること。
- 会社の強みを知ること。
- そして会社の強みを活かす方法を考えること。
ということが学べます。というか無理やりそう学びました。
要するに「強みをしっかり認識すること。そしてその強みを最大化しましょう。」ということ。
言葉にすればシンプルですけど、めちゃめちゃ難しいことなので、理解の助けとして筧君とコーチのシーンを参考にしてみてください。
結果だけでは見つからない強み
上にも少し書いたように、筧君は元々「無敵」というほど結果を出してました。
身長という強みに加え、おそらく周りよりもテクニック的なものがあったはず。だからこそ「無敵」という評価だったんだと思います。
ここから分かることは「結果だけでは強みに気付けない」ということ。
無敵(≒敵なし)という結果を得ていたとしても、筧君は自分の強みを活かせていなかった…。普通に考えたら結果が語るはずなのに、それが分からなかった…。
だから私たちも「結果だけではなく、もっと深く強みについて考えるべきだ!」ということになります。
筧君にアドバイスしたコーチのような人が近くにいるなんてことは稀だと思うので、自分が意識的にそれに気付けるようにいろいろ考えたいところです。
資源の捉え方/使い方
これはめちゃめちゃに大事なスキル。
マーケターの差を無理やりつけるとしたら多分ここで大きく変わるってくらい大事です。
どういうことか?っていうのを簡単に説明すると同じものを見ていても捉え方が違えば得られるものが変わるということ。
マーケティングでは「資源」を特に意識しないといけないものなんです。
資源っていうのは会社が持ってるものいろいろです(人とかお金とか)。
マーケターは「それらの資源をどうやって使っていくか?」をめちゃめちゃに考えないといけない仕事なのです。
そして、資源をどうやって使っていくか?を考える前にはその資源をなるべく正しく認識するスキルが求められます。
まぁ当たり前なんですけど、資源を正しく使うためには、その資源はどういうものなのか?っていうのを正しく認識する必要がありますよね。
それができないと正しい使い方ができないから。
他の例で説明すると「部員100名の中からレギュラー11人を決めるとしたとき、ベストメンバー11人を選ばないといけないという状況」と似てます。
ここでもし「みんな同じような100人」として捉えてしまったら、試合に勝つ可能性が最も高いであろう11人のレギュラーを選ぶことはできません。
何故なら誰が強いのか?が分かってないから。
資源を正しく認識するというのは、100人の選手のスキルをなるべく正確に知るということと同じ。
それと同じことがマーケティングの仕事でも言えます。
なのでマーケターには
- 資源を正しく認識する力
- 資源を最大限に使う力
が必要になってくるっていう話ですね。
私はアイシールド21でこの資源の捉え方/使い方っていうのを無理やり学びました。
後にマーケティングの話でもあったんですけど、先に学んだのはアイシールド21です。
個人的には戦略的思考力の次にマーケターに重要なスキルだと思ってます。
リーダーシップも大事ですけど、単体で考えたら資源の認識&使い方のスキルの方が大事だと思ってます。
泥門デビルバッツの強さ
泥門デビルバッツは超攻撃型のチーム。
オフェンス時はもちろん、ディフェンス時でも攻めます。
で泥門デビルバッツは「各選手が個性的」なんですね。
何かがずば抜けてて、それ以外はダメダメ…って感じなんですけど、ヒル魔はそれらを完璧に理解してるし、さらにそれを戦略的に使うこともできているんですね。
もしヒル魔が「いや、誰がどんなことできるのか分からない。」って思ってたとしたら、泥門デビルバッツはあんなに強くなれなかったはず。
逆に言えば、泥門デビルバッツの強さは「ヒル魔がメンバーの強みや弱みを完璧に理解しているからこそ」とも言えます。
それがめちゃめちゃに参考になります。
選手の個性をしっかり認識して、それを活かしつつ勝つ。
アイシールド21はこんなことが学べるので是非読んでみてほしいです。
伏兵のインモーションという圧倒的神回
アイシールド21には「伏兵のインモーション」という圧倒的神回があるんですけど、ここからも資源の認識と使い方を学べます。
この回はもう痺れるくらい凄い神回で、ストーリー的にも面白いのにマーケティング的に言っても「めちゃめちゃ参考になる!」と言えるほどの神展開。
あの選手があんなプレーをして、それすら○○に変えていく…なんて、控えめに言って神すぎるプレーなので、是非チェックしてみてください。
この回を読めば「…あぁなるほど、こういうことか。」と分かるはず。
漫画を通して「こういうことか。」と理解できるだけでも圧倒的に価値があります。
同じ話をマーケティング本やセミナーで学ぶなんてほぼ無理だと思うし、学べたとしてもここまで分かりやすく理解することはできないかなと。
マーケターにとってめちゃめちゃ大事な「資源の認識(捉え方)・使い方」がここまでしっかり理解できたのは、アイシールド21のおかげだなと心から思います。
アイシールド21を読んだ二人の差
アイシールド21の漫画で例えるとこうなります。
私とAさんの目の前にアイシールド21全巻があるとします。
Aさんはそのアイシールド21全巻を「ただの漫画としてパラ読み」します。
一方の私は、そのアイシールド21全巻を「ここから何かを学んでやる!」と思って、ボロボロになるまで読み込みまくります。
その結果…
- Aさん→「面白かった」という感想を得た。
- 私→「マーケティングに役立つスキル」をたくさん得た。
これが資源の捉え方と使い方の差。
私とAさんには同じ「アイシールド21全巻」が与えられたわけです。それを読まないって選択もできるし、サッと読むこともできるし、読み込むこともできます。
同じものを与えられたのに、私とAさんで得たものが違うというのはまさに「資源の認識(捉え方)・使い方の差」です。
これほどまで分かりやすく理解できる本はアイシールド21以外にはないと思ってるので、是非とも読み込みまくってみてください。
ちなみに、資源の中で最も重要である「人的資源の認識と使い方」が学べることを考えたら、アイシールド21は本当に最高の本だと言えます。
発想力
発想力っていうと「アイデア系の仕事」ってイメージがあって、地味さが強めなマーケティングとはあんまり関係ないかな?って思う人いるかもしれないんですけど、普通に超大事です。
というか、アイデアの質でマーケティングの仕事の質が7割くらい決まるって思ってます。
私も普段いろんなこと考えてるし、無駄だと思われていそうなものからでも「何か使えないかな。」とかそういうこと考えてます。
何でそんなことを考えるのか?っていうのは、それがマーケティングの仕事に繋がるから。
具体的なアイデアの話とかは書けないですけど「アイデアをどうマーケティングに活かしていくか?」ということはもはや日常的すぎるレベルで考えてます。
逆にそうしないと私の場合マーケティングの仕事が成り立たないってレベルまであります。
で、この発想力ってなかなか身につかないんですよ。
全く身に付かないわけじゃないんですけど、普通に生活してても良いアイデアが出てくる発想力はなかなか身につかないと思います。
なのでまず、発想力を身につけるための考え方身につけるというのが大事。
そしてその考え方っていうのはアイシールド21で学べます。
アイデアはあるものの組み合わせ
アイデアを思いつく力を発想力とするなら、その発想力は「あるものを組み合わせる力」と言えると思います。アイデアはあるものの組み合わせで生まれるのが基本だからです。
そしてその「あるものを組み合わせる力」というのは、アイシールド21のある名言で学べます。
その名言はここでは書かないですけど、アイシールド21の名言の中で一番好きなヒル魔の言葉。
アイデアを思い付く力≒発想力は言い換えると「自分が持っているものを上手く組み合わせる力」だと言えます。
ビジネス本とかでもそういう感じの本っていっぱいあると思うんですけど、多分そういう本に書かれていることも「あるものを組み合わせましょう!」という内容のはず。
そもそも何にも結び付けることなく、瞬発的に新しいことを思いつく力は多分発想力とは呼べないので。直感力とかそういう話になるはず。
そう考えると「じゃあ、今あるものは何か?」と考えることが大事になってくるわけです。
今あるもの、今持っているものが何なのか?を理解していないと、組み合わせ方も雑になるし、それが雑になるとアイデアの質も多分落ちます。
発想力を高める為に必要なことは「まず自分が持っているもの、あるものを正しく理解するということだと思います。
その上でいろんな組み合わせ方を考える練習をするという感じ。
私はアイシールド21を読むことでそれに気付きました。
ヒル魔のあの名言を見て、自分なりに考えたことで
- 自分は何を持っていて、どう活かせるのか?
- 持っているものはどれくらいの価値があるのか?
- 何と何を組み合わせたら最適解になるのか?
これらを考えられるようになりました。
そしてそれを考えられるようになったとき、発想力が爆上がりした気がします。
もっと言えば、自分の持っているものがどんなものなのか?っていうのが分かると、その後何か新しいものに触れた時、反射的にそれらと結びつくっていう感覚も身に付いた気がします。
発想力は認識力と組み合わせ力で決まる
私は今まで「発想力は元の頭の良さで決まる。」と思ってました。
頭が良い人は発想力豊か!というのが正しいと感じるような環境だったし、逆の例を知らなかったので。
でも、アイシールド21を読み込むことで「発想力はあるものをどれだけ正しく認識して、どれだけ上手く組み合わせることができるかで決まる。」と思うようになりました。
実際、私は発想力がめちゃめちゃにあるわけじゃないですけど、アイシールド21を読んだことによって身についた「認識力と組み合わせる力」がその効果を高めてます。
そして発想力に関して困ることはほとんどなくなりました。
しかも人からアイデアを誉められることもあるので「あぁ、アイシールド21ってやっぱりすごい!!」と思う機会も多いです。
マーケティングの仕事に必要な発想力(≒認識力と組み合わせる力)はアイシールド21を読み込んだことで身についた、身につけたので、是非とも一度読んでみてください。
一度読んでこの話が伝わらなかったら、伝わるまで読み込んでほしいです。
市場創造
これもマーケターに求められる大事なスキル。
市場創造っていうのは簡単に言ってしまえば「無かったものを生み出す」って感じです。
これは主にニーズの話なんですけど、この考えがあるのとないのとだと「戦略の幅」が全然変わります。
このスキルがないと「勝てる場所を探すことしかできない」のに対して、このスキルを持っている場合は「勝てる場所を作ることもできる」ようになります。
つまり、勝てる場所を探すことができるし、勝てる場所を作ることもできるということ。
これは2つの方法を持てることに価値があります。
勝てる場所を見つけたらそこを攻めれば良いし、そういう場所がなかったとしても自分達でその場所を作ってしまえば良いので、控えめに言っても必要すぎるスキル。
この必要性も当然、アイシールド21で学べます。
自分のプレーができるフィールドを作る
でも 分かった
中を攻めれば外が空く
外を走ればパスが空く
フィールドはどんどん変わっていく
なんでもかんでもできなくたっていい
自分のプレーが炸裂できるフィールドを
自分で作るんだ
(引用)
原作:稲垣理一郎
漫画:村田雄介
出版社:集英社
巻数:30巻
ページ数:61p
これはある選手の言葉。
この気付き、考えが「市場創造&強みを活かす為のスキル」になります。
アメフトはフィールドを変えることができます。
ディフェンスが外側メインに守っていたら、中央が攻めやすくなるし、逆にディフェンスが内側メインに守っていたら外側が攻めやすくなります。
強い選手が一人いるなら、その人に二人マークさせるなんてこともあります。
この考えがそのままマーケティングの仕事に活かせます。
- 「自分のプレー」というのは、(個人や)会社の強み。
- 「炸裂するように」というのは、個人・チーム・会社の強みが活かせるようにという意味。
- 「フィールドを作っていく」というのは、無かったニーズや必要とされる環境を自分達で生み出すという意味。
「自分のプレーが炸裂するようにフィールドを作っていく」という言葉をマーケティングの仕事に置き換えるとこんな感じになります。
元々はなかったニーズを生み出すために、環境などを自分達で作る。可能であれば自社にとって都合の良いように環境(市場)を作れるように頑張る。
※上に書いたアイシールド21の例は「一歩先の話」。元々なかったフィールドをまずは作っていく。その応用として「自分達の強みが活かせるフィールドを作っていく」ということですね。
会社の話で言えばこうなります。
- 自社の商品やサービスが求められる環境を作っていくこと。
- 可能であれば”自社の強みが活かせるような“自社にとって都合の良い環境(市場)を生み出していくこと。
私がマーケティングを学んだとき、この「市場創造の重要性」はすぐに理解できました。
そのとき「あ、これってアイシールド21で言うところのアレと同じね!」と思ったのを今でも覚えてますけど、アイシールド21を読んでいたからその重要性をすぐに理解できたと言っても過言じゃないと思ってます。
強みが活かせるフィールドを作るという考え
この考えは「アイシールド21を読まなかったら身につかなかったか?」と言われたらそうは思いません。
実際にマーケティングを学んだときにもその話は出てきたので、普通にマーケティングをしてたらきっと身についていたとは思います。
でも、アイシールド21で身についていた「強みが活かせるフィードを自分で作っていく」という考えがあったからこそ、より深くその重要性に気付けたと思ってるし、応用が利く考えになったと思います。
ただ環境を作るだけだったら自分達より強い企業に攻められて終わるわけですけど、自分達の強みが活かせるフィールドを作ると考えたら「じゃあ、自分達の商品やサービスが一番求められる環境を作れば良いじゃん。」と考えられるので、だいぶプラスに働いてます。
なのでみなさんも是非アイシールド21を読んで理解してほしいです。
自分の強みが活かせるフィードを自分で作っていく、この考えの重要性が分かれば、きっとマーケティングにも活かせると思います!
ちなみに私はめちゃめちゃに活きてます!!
おでんは1年中売れるらしい
何の話だったか完全に忘れたんですけど、マーケティング?をしっかりやれば1年中おでんを売れるみたいな話が昔ありました(??)。
普通だったら「秋メインの冬」がおでんの時期って感じですけど、売れないであろう春と夏でも「おでんが食べたくなるような環境を作ってしまえば売れる」って話をどこかで聞いたような気がします。
※確か冷房をガンガンに入れて、おでんを食べる楽しさを伝えれば良いみたいな話だったと思います。…違ったかも。
他の話だったらすいませんなんですけど、話的には似てるなと感じたので一応余談として書いておきますね。
まぁどういう話の流れで出てきたのか?ってのを忘れたので詳しい話は知らないんですけどね。
ちなみに、私はいつでもおでんは食べたい派です!し、全然食べれる派です!!好きな具は餅巾着とこんにゃくと大根とちくわぶです!!
チームファースト
本当はマーケターにだけ求められる考えじゃないんですけど、結果的にマーケターにも必要になるスキルなので紹介しておきます。
チームファーストとは何か?っていうのはもうそのまま。
つまり優先すべきはチームであるってことですね。個人じゃなくて。
上に書いたように、マーケティングはチームでやるものです。
小さい意味?細かい意味?でマーケティングを一人ですることはあっても、それは個人の為というよりチームの為で、結果的に言えば会社の為です。
会社でマーケティングをしてるマーケターなら、給料は会社から貰うので会社が儲かることを優先的に考えるべきなんです基本は。
※イメージとしては会社というチームが勝利する為にという感じ。
この意識はめちゃめちゃに大事。
言葉で説明するのはちょっと難しいんですけど、めちゃめちゃに簡単に言えばチームの力を最大限発揮させるために絶対必要なものですかね。
当たり前ですけど、一人で出来ることってそんなに大きなものじゃないです。でもチームとして集まった場合、本当にいろんなことができるようになります。
当然、チームで何かするときは一人一人が「チームファースト」の考えを持ってることが一番強いわけです。
「いや、そんなの当たり前じゃん。」
って思う人もいるかもしれないですけど、この言葉の意味はめちゃめちゃに大きなもの。ただチームを組んで仕事をする、というシンプルな話じゃないので。
※チームファーストを徹底した上で、お互いのスキル補完とかその他いろいろが組み合わさるようなイメージ。
私としては「これからマーケティングを学びたい!マーケティングの基礎を知りたい!」って思ってる人には、このチームファーストを身につけてほしいと思ってます。
優先すべきは試合の勝利
個人賞は狙って獲るものではない
まず優先すべきは試合の勝利だ
(引用)
原作:稲垣理一郎
漫画:村田雄介
出版社:集英社
巻数:35巻
ページ数:32p
これはある選手の言葉なんですけど、ここからチームファーストの重要さが分かります。
何が言いたいのか?っていうのはそのままで、個人賞みたいなものは狙って獲るものじゃない。そしてそれを優先的に考えてもダメ。大事なのは個人賞よりチームの勝利である。ということ。
個人賞を獲るためには個人が活躍しないといけません。
でも、個人賞を獲るために個人がチームを優先しない行動を取ってたらそれはチームとして良い状態だとは言えません。
それでもし負けてしまったら、個人のせい、とまで言われるし、結果負けてしまったらチームの為にはなりません。
※個人賞を獲るための行動が負けることで完全に裏目に出るし「個人の勝手な行動が敗因」になることだってあるわけなので紙一重なんですね。
なので、それはダメだって話。
そうじゃなくて「チームの勝利を最優先に考えてその中で個人賞を狙え!」ってことです。
それを意識できるかどうかって本当に大事だと思ってます。
しかもアイシールド21にはこの「個人を優先してしまう選手」もいるんですよ。
それは完全に悪い例として出てくるんですけど、それがチーム的に迷惑な話だということも多分学べます。
当然、それは漫画の世界の話なので、別にリアルに影響とかないわけですけど、ビジネスの世界で置き換えたら結構ダメージデカいと思います。
チームのことを考えないで勝手に動く人がいて、その人が結果的に売上UPに貢献したとしても、チームの士気が下がったら長い目で見てマイナスなので。
逆にこのとき、一人一人が「チーム(会社)の勝利を最優先」に考えていれば、チームとしては確実にプラスになります。
※その良い例が泥門デビルバッツと王城ホワイトナイツですね。
詳しくはアイシールド21を読んでほしいんですけど、そんなチームファーストを学べる凄い漫画がアイシールド21なので是非この機会に読んでほしいなって思います。
チームファーストの強要はNG
ちなみに、このチームファーストの考えは人に強要するのはNG。
「おい、チームファーストが大事だって言っただろ!自分ことを最優先にするな!チームのことを最優先に考えろ!」
っていうのは言っちゃダメ。
この『チームファースト』の考えっていうのは、個人が納得した状態だから意味があります。
チームファーストの考えに納得した人が集まるから意味があるのであって、それを周りに強要するなら結果的にはマイナスに働くはず。
この記事を読んでいる人は是非とも「自分からそう考える」ようにしてみてください。
(…という若干強要寄りっぽい話笑。)
心理的安全性
私が考える「心理的安全性」を簡単に説明するとリスクを承知の上で攻めることができる、心理的に安全が確保されている状態のことだと思ってます。
例えばこんな状況。
- 「おい、次のプロジェクト失敗したらどうなるか分かってるよな?…絶対にミスするなよ?」って言われるパターン。
- 「失敗しても大丈夫。責任は私が取るからできることを全力でやって!」って言われるパターン。
どっちが良いパフォーマンスを期待できるか?と言われたら、どう考えても後者じゃないですか。
前者の場合は「ミスしたらどうしよう…。」って考えるのに対して、後者は「ミスしてもいいから全力でやろう!」って思えるはずなので。
チームは個人の集まりなので、個人の力を最大化させるためにはこの「心理的安全性」は確保しておいた方が良いわけです。
私が「心理的安全性」という言葉を知ったのはここ数年の話なんですけど、冷静に考えてみたら既にそれと似たようなことを身につけてました。
何でそれを学んだのか?っていうと、ずばりアイシールド21なんですね。
ミスったって構いやしねぇ
ミスったって構いやしねぇ
こぼしたボールの一つや二つ
俺らが全部拾ってやるからよ…!!
(引用)
原作:稲垣理一郎
漫画:村田雄介
出版社:集英社
巻数:26巻
ページ数:178p
これはある試合で泥門デビルバッツのメンバー(主にモンタ君)がセナ君に言った言葉。
その試合に勝つためには、泥門デビルバッツのエースであるセナ君が全力で敵と戦わないといけないという状況でした。
でも、セナ君はボールを持って前に進むという他に、ボールを守らないといけないという使命もあります。
アメフトはオフェンスがボールを落とした場合、そのボールを拾った側にオフェンス権が移るというルールがあります。
オフェンス側が落としたボールをディフェンス側が拾ったら、その時点で攻守交替になります。
このとき、セナ君的にはリスクを負っていました。
自分が全力で敵と戦ってしまったらボールを落とすリスクが上がってしまう。
ボールを落として相手に獲られたら泥門デビルバッツの勝利は遠退く。
でも試合に勝つには全力で敵と戦わないといけない…どうしよう…。
って。
そんな状況のセナ君に対して、泥門デビルバッツメンバーが言ったのが最初のセリフというわけです。
- ボールを落としてもメンバーが拾ってくれるという安心感(信頼)
- 「ボールを拾ってあげるから全力でいけ!」と送り出せる環境作り
- こぼれたボールを拾うための(今までの)努力
これがあるからセナ君はリスクを負うことを承知で、全力で敵と戦うことができるようになります。
私はもちろん、この展開を頭の中に入れていたので、心理的安全性という言葉を知らなくても「そういうものなんだな。」ってことを理解してました。
だからこそマーケティングで心理的安全性の話が出てきたとき「アイシールド21で学んでいたので常識です。」となってたわけですね。
私がマーケティングの仕事でチームを作るときには「メンバーの心理的安全性はどうしたら確保できるか?その環境作りに必要なことは何か?」ということを優先的に考えるようにしてます。
そんなことを考えるようになれたのはアイシールド21のおかげなので、是非とも読んで心理的安全性について考えてみてください。
心理的安全性は攻める為の環境作り
ここで書いていることは、ビジネス的に言われる「心理的安全性」の意味とは違うと思います。
ビジネスで使われる「心理的安全性」は確か会議とかコミュニケーションとかの発言とかそういう意味で使われてた気がします。※違ったらすいません。
実際の定義とは違うとしても私はこう考えてます。
リスクを承知の上で攻めることができる、心理的に安全が確保されている状態
≒
仕事をするときに抱えるであろう心理的な不安を取り除けるような環境作り
個人的にはこれがマーケティングに重要だと思ってるので、この考えをベースにしつつ普段の仕事&勉強をしてます。
マーケティングをするとき、自分がエースとして突き進むことも大事ですけど、他のエースに対して「ミスしても構わないから全力でやって!カバーはみんなでするから!」と背中を押せるだけの信頼と実際にカバーできるだけの能力は身につけておきたいところですね。
ヒル魔の狙いは…
ちなみに、最初にも書いた「ミスったらどうなるか分かってるよな?」的な話は悪い例として書きましたけど…
実はそれをやっているのがヒル魔。
でも、ヒル魔の場合は「狙い」があるんですね。
つまり、狙いがあるからそういう振る舞いをしているっていうこと。
心理的安全性の観点で言えば「良くないこと」をしてるのに、悪い結果にならないし、それどころか同期・後輩からの絶大な信頼を得つつ結果を残しているので、ここだけ切り取ってもヒル魔の凄さが分かります。
それもまた参考になるので是非アイシールド21を読んで確認してみてください。
グリット
(※直接的に重要とは言えないですけど、総合的に見たら重要だと思ってるので一応解説しておきます。)
グリットは聞き馴染みのない言葉だと思います。
意味を簡単に説明すると「やり抜く力、やり切る力。」という感じになるみたいです。
まぁ、要する「諦めない心」ということ。
言葉的見たら「あ、確かに大事だろうな。すぐ諦める人より諦めない人の方がそりゃあ良いよな。」って思うはずなんですけど、まさにそれなんですよ。
マーケティングの仕事に直接関わるわけじゃないって書いたんですけど、細かい話で言えば関わりがあるものです。
例えば難しい課題を解決する必要がある時
- ちょっとやって無理だと判断する人
- どうにかして解決しようとする人
この2人だったら後者の方が良いってなんとなくでも思いますよね。どちらと働きたいか?と考えても後者ですよね。
マーケティングの仕事をしてると、ほぼ確実にと言って良い程そういう状況は訪れます。
その時、やり切れるかどうか?やり抜けるかどうか?っていうのが大事なので、結果的にマーケターには「グリット」が必要という結論になります。
私からしたら「いや、めっちゃ大事だった!!」って思うのでそれを伝えておきます。
凄い簡単に言うと、元々そんなスキルはありませんでした。でも今はそれが身についてます。
人に誇れる程ではないものの、自分なりに「こういう心でいよう」っていうのがあって、それを元にマーケティングをしようと決めてます。
で、この「グリット」をどこで学んだのか?というのはもうお察しの通り、アイシールド21。
ダレル・ロイヤルの手紙
アイシールド21には「ダレル・ロイヤルの手紙」という名文が出てきます。
この「ダレル・ロイヤルの手紙」はテキサス大のコーチ(Darrell Royal)が選手に送った手紙。
要するに「漫画の話ではなくリアルの話」ってことですね。
この名文がもうそのままグリットを表してます。
泥門デビルバッツ(主にセナ君・モン太君)は、強敵に挑んで打ち負かされます。
そしてまた挑んで、また打ち負かされます。
でも、打ち負かされてもすぐに立ち上がって挑み続ける姿勢は、グリットという言葉を体現してるし、ダレル・ロイヤルの手紙に書かれていることも体現しています。
特に私なんて最初は「やられたら終わり…もう無理。やる気なくした。」って感じだったし、ずっとフィールドに横たわってる敗者だったなぁと思います。
でも、それじゃダメなんですね。
ビジネスでは勝者にならないと欲しいものが手に入らないと思うようになったので、打ち負かされてもすぐに立ち上がらないといけないんです。
挑戦してやられても、速やかに立ち上がり、また挑戦する…。やられてずっとフィールドに横たわったままではいけないということ。
そんな素晴らしすぎる考えをアイシールド21から学びました。
そもそも、マーケティングの仕事をしてて「グリットが大事だから!」なんて言われたことは今まで一度もないし、誰かに教わったこともないです。
でも、結果的にこの「グリット」が身についたことは私にとっての強みだと言えます。
マーケティングの仕事で「難題」にぶつかって打ち負かされても「どうしたらこの難題を解決できるか?」と考えながら、速やかに立ち上がり、またぶつかっていくっていう姿勢は身についたと思ってます。
なので、ぜひこの「グリット」を身につけてみてほしいです。
環境にもよると思いますけど、多分誰からも教えてもらえないスキルなので、ぜひアイシールド21を読んで身につけてほしいです。
グリットを具体的に理解する意味
アイシールド21を読むと「グリットとはこういうものなのか。」というのがハッキリと分かります。
そしてハッキリと分かることがアイシールド21を読むべき1つの理由になってます。
グリットっていうのはここ数年?でたまに聞くようになった気がしますけど、やっぱり足りないものは「具体性&行動」だなって感じます。
例えば「やり抜く力が大事だよ!」って知らない人(≒本の著者とか)言われてもピンと来なくないですか?心動かされなくないですか?実際に行動できなくないですか?
私は多分できないんですよね。知らない人の言葉に強く影響されることが少ないので。
でも私はアイシールド21を読んで「グリット」を身につけたので実際に行動ができます。
心が動かされて
↓
心・身体に染み込んだ
↓
だから重要性が理解できるし、実際に行動できる
なので、誰かに教わるより確実にプラスでした。
それだけの影響力があったので、私は「グリットを身につけたいなら、アイシールド21を読んだ方が良いよ!」と言うようにしてます。
グリットの前に身につくスキル
ちなみに、アイシールド21を読むことで身につく「グリット」ですけど、実はその前にも大事なスキルが身につきます。
具体的にはこんな感じ↓
アイシールド21を読むことで…
- まず、自分を高めることが楽しくなる。つまり圧倒的努力ができるようになる。
- 圧倒的努力をした結果、自分のスキルが圧倒的に高まる。
- スキルが圧倒的に高まると「挑戦」のハードルが下がったように感じる。
- だからそもそも「挑戦」がしやすい状態になる。
- しかも圧倒的努力をしているので、挑戦の結果「勝つ」可能性が高くなる。
- 挑戦の末、仮に強敵・難題に打ち負かされたとしても速やかに立ち上がるマインドが身につく。
- 試行錯誤しながらまた挑戦する。
- そしたらいつか勝つ。
これがナチュラルに身につく漫画、それがアイシールド21なんですね。
ここでは「グリット」に焦点を当ててますけど、そもそもの話でアイシールド21を読むと「自分を高める」という気持ちがプラスに働きます。
主に進清十郎の影響なんですけど、進を見てると「あ、自分ももっとスキル上げたい!!圧倒的に努力したい!!」って思えるみたいな。
もしくは泥門デビルバッツのメンバーを見て「あぁ、地獄のトレーニングをしてでも強くなりたい!!」と思えるみたいな。
だから努力することが苦に感じないというマインドに切り替わる気がします。
そうすると、結果的に負けにくくなります。
要するに
- 圧倒的努力をすれば努力してない人達に勝つことができる。
- だからグリットの必要性もさほど感じないという謎展開になる可能性が高い。
ということ。
※グリットは見方的に「挑戦者側」なんですね。アイシールド21的に言えばセナ君、モン太君側なんです。
でも、圧倒的努力をすれば「挑む側ではなく挑まれる側になれる…つまり進清十郎側に回ることができる。」という話なので、その一連の流れみたいなものをアイシールド21から学んで実行してみるのが良い選択だと思ってます。
まとめ
いろいろ書いてきたのでまとめます。
マーケティングの基礎を身につけたいと思っている人は、まずこの15のスキルを意識してみてください。
- 戦略的思考力
- 勝者の意識
- リーダーシップ
- ランチェスター戦略
- 経営者視点
- 時間管理能力
- 勝率思考
- 攻めと守りの姿勢
- 強みとその活かし方
- 資源の捉え方/使い方
- 発想力
- 市場創造
- チームファースト
- 心理的安全性
- グリット
これがしっかりしてれば、実践的なマーケティングの仕事をするときに「あ、なるほどね。こういうことね。」ってガシッとハマると思います。
もちろん何度も書くように、これを意識すればマーケティングができるようになるとかって話じゃないです。
当然、年収なんて上がりません。
あくまでも基礎であり土台です。
ただ、そうだとしても「それがあるかないか?」の差はめちゃめちゃに大きいと思ってます。私からしたら「絶大な強みになってる」と言えます。
- マーケティングの基礎を身につけたい人
- マーケティングに少しでも興味がある人
- その他マーケティングに関わる可能性が少しでもある人
これらの人はおそらく参考になるかなと。
アイシールド21に書かれている15の重要ポイントについて
「え?…まぁこれらは当然だよね??マーケターの常識だよね!?」
と言えるくらいまでアイシールド21を読み込みまくってみてください。
それができれば、私が最初に書いた「絶大な強みになっている!」という言葉の意味が少し分かるはず。
アイシールド21で学べることはまだまだある
…最後に書くことじゃないですけど、紹介した15のスキルはアイシールド21で学べることの「ほんの一部」です。
実はまだまだあります。
見出しを少しだけ紹介すると…
- チームから学ぶブランディング【基本編】
- ブランドの保ち方と広げ方【創立史上最強編】
- チームビルディングの型【泥門~○○編】
- マーケターの良いポジション【個人的な意見編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【アメフト型経営編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【チームビルディング編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【アメフトとマーケティングの共通点編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【ランチェスター戦略深堀り編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【資源の認識力深掘り編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【ブランドの心得編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【連携プレーの重要性・基本編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【連携プレーの重要性・応用編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【マーケターの視点・基礎編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【マーケターの視点・応用編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【最小人数で最大の結果を編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【リスクの考え方基礎編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【リスクの考え方応用編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【みんなで目指すものの為に編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【資源不足に対する考え方編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【弱みは弱みのまま編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【弱み×奇策編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【PDCAの基本編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【99点取られても編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【強みの活かし方~応用編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【物事の捉え方・表編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【物事の捉え方・裏編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【地獄に惚れた男たち編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【努力の基準編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【司令塔のあるべき姿編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【多様性編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【物事の優先順位編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【勝負&博打感覚編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【博打の心構え編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【KPIとKGI~頂点しか見ない編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【KPIとKGI~勝ちに繋がる光編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【堤防とアリの巣編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【勝利への執念編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【チャンスの有難み編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【スキルの補完編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【選択と集中編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【アメフト思考編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【役割分担編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【事前準備と調査編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【相手チームの分析編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【格下という自覚編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【0%でない意味編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【1%の可能性編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【アイデアの出し方編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【アイデアの受け入れ方編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【目標の共通理解編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【指令を忠実に守る編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【3つのカード編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【カードさばき編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【とんでもないチーム力編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【あり得ない選択~二つの組み合わせ編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【あり得ない選択~だからこそ編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【数的不利編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【セイフティでも編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【泥臭い努力編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【正部員と助っ人編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【心理的安全性の要素編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【ミスをミスにさせない編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【正解にすれば編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【信頼とは何か編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【人に任せる大切さ編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【負けさせるわけにはいかない編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【奇策の為の仕込み編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【成功法と奇策のバランス編】
- 泥門デビルバッツが教えてくれたこと【できるかできないか編】
- 自制心を身につける方法【基本編】
- 市場・情報収集の大切さ【ヒル魔の準備編】
- ヒル魔が裏をかける本当の理由【誰よりも○○編】
- ヒル魔と彼のリーダー像【2人の違いとは編】
- ヒル魔だけが気付いたこと【注意力と察知力編】
- ヒル魔の提案【物凄い大事なアレ編】
- ヒル魔を挟む取引の意味【超重要な考え編】
- ヒル魔の譲れないもの【お金と○○編】
- ヒル魔の投資術【凄いシンプルな話編】
- ヒル魔のリーダーシップ【深掘り編】
- ヒル魔の意志力【凄い大事なこと編】
- ヒル魔の人選【めちゃめちゃ大事なこと編】
- 逆張りの視野【ヒル魔の対策編】
- 起死回生の一手と前提条件【○○パス編】
- 金剛阿含からヒントを得たこと【鏡と言えばアレ編】
- ビジネスの考え方P1【ノースサウスゲーム編】
- あの2組から学べること【営業とマーケティング編】
- 部活とビジネスの違い【問題点編】
- シンプルに成長する方法【もし~だったら編】
- 彼が作り出す信頼【それぞれの役割編】
- 進清十郎が作り出す信頼【チーム力編】
- 進清十郎という努力基準【靴を履き潰す編】
- 天才との向き合い方【金剛阿含とチームプレー編】
- 太陽スフィンクスが教えてくれたこと【点を獲るためにはラインの力が必要編】
- 専門家の意見を聞く大切さ【布袋氏に聞こう編】
- 思考スピードを上げる方法【刹那のモノローグ編】
- 思考スピードを上げる方法【こだわるからこそ編】
- 賊学カメレオンズから学ぶ七色戦略
- 王城ホワイトナイツから学ぶ超堅実的戦略
- 西部ワイルドガンマンズから学ぶ超攻撃的戦略
- キッド・鉄馬の理論【応用編】
- 仕事の基礎体力と自分の最適化【基本編】
- 戦略的思考力に関わる数字【2・3・5・7・9編】
- アメフトという共通理解【グローバル編】
- アメフト思考を身につける意味【評価とこだわり編】
- マーケターに必要な5つのスキル【5つの理由編】
- 大事な3つの勝利意識【マーケターに必要なこと編】
- アイシールド21になった男【ビビリでパシリな小市民編】
- 私が大事にしていること【アイシールド21×マーケティング編】
…など、伝えたいこと・語りたいことまだまだあります。ガチで書いたら21万文字は余裕で超えるし、なんなら100万文字もいけるし、本数冊は普通に書けます。
今回取り上げなかった話はより深い?マニア向け?になるし、ネタバレ多めになってしまうので、書くのは一旦ストップしてます。
いつか気が向いたら書こうかなって思います。
もしくは、アイシールド21がもっとたくさんの人に読まれたときに書こうかなって思います。
なので、そのときは是非読んでみてほしいです。
【補足】これ…マーケティングに関係ある?
※書き忘れたことがあるので追記します。
上に紹介したスキルの中で「え、これはマーケティングに関係なくない?」って思ったものがあるはずなので、その説明をしておきます。
私は「マーケティング力を高めるには大前提としてチームを強くする必要がある」と思ってます。
マーケティングは一人でやるものじゃなくて、チームでやるものだからです。
マーケティングの最大化にはチームの最大化が必要
だから基礎として紹介してるという話ですね。※マーケティングの仕事をしたら自分もチームの1人になるわけなので。
- リーダーシップ
- チームファースト
- 心理的安全性
…など。
これらはマーケティングに関係ないっぽい感じ出てますけど、チームを強くするためには必要になるスキルだと思うので紹介しておきました。
郷に入っては郷に従えは正しいこともある
今まで紹介したスキルを身につけたとしても周りから「いや、そんなの要らない。」って言われる可能性は普通にあります。
そのときどう判断するか?っていうのはその人次第なので何とも言えないですけど「郷に入っては郷に従え」的な方がむしろ良かったりする場合もあるっていう話も一応伝えておきますね。
要するに「これが絶対的な正解じゃないし、会社に入ったら会社の考えに従った方が良い場合もあるよ」ってこと。
アイシールド21をおすすめしている理由
この記事でアイシールド21をおすすめしているのは「ネタとかじゃなく、マーケティングにめちゃめちゃ役立ったから」という理由があります。
その話を追加でちょっと書いておきます。
アイシールド21を読むことで身に付くスキルは超役に立つ
アイシールド21を読んで身につくスキル(考えや行動)はめちゃめちゃに役に立ちます。
自分で書いてていうのもおかしいですけど、これは超真面目にそう思います。
というか、マーケティングを学ぶと考えた時、どこかに就職して学ぶっていうのは最適解にならない可能性が高いです。
なぜなら、マーケティングを重要視している会社が少ないと言われているから。
加えて、マーケティングの定義が会社によって違うので、同じマーケティング部だとしても身につくことに違いがある…なんてこともありえる話。
実際、私がいろんな会社の内部まで見て判断してるわけじゃないですけど、全ての会社がマーケティングに長けているなんてことはあり得ないので「どこかの企業でマーケティングを学ぶ」というのはある意味リスクがあるんですね。
もちろん環境的に恵まれてたら話は別ですけど、入った会社がめちゃめちゃマーケティング環境に恵まれているという方が稀だと思います。
なので、真面目な話「アイシールド21を読んでマーケティングの基礎を作っておくことは、ある意味で正しい方向に進めている」と思ってます。
※チームファーストとかグリットとかって、どこかの会社に入ったとしても学べないはず。それは直接的にマーケティングに関わることじゃないからですね。
上司から
「マーケティングではチームファーストの考えが大事だ!だから意識しておけ!」
「グリットが大事だから身につけておけ!」
なんて言われる可能性は限りなく低いはずなので、それを知っておくだけでもプラスになるし、身につけておけば確実にプラスになります。
そういう基礎力みたいなものがない状態でマーケティングを学んでも、結果的に最大化はできないので、是非アイシールド21を読んでその基礎力を身につけてほしいです。
アイシールド21を最初に読むメリット
マーケティングを学ぶ上で、私はアイシールド21を読むことをおすすめしてます。
これは冗談でもなんでもなくて本心でそう思ってるし、何より私がそれを実際に経験してプラスだと思えてます。
マーケティングを初めて学ぶときは「最初に触れた情報が正しい!」と思いがちだし、それに強く影響される人は多いと思います。
これにはメリットもデメリットもあるわけですけど…
だからこそアイシールド21を最初に読んでほしいなって思います。
アイシールド21にはマーケティングに役立つ知識&情報が確実に描かれています。
アメフトの漫画なので当然マーケティング用語なんて出てこないし、ビジネスの話なんてほぼ出てこないですけど、確実に役立つ知識&情報があるのでマーケティングを学ぶための教材として本当に最高だと思ってます。
ビジネス本とかセミナーとか記事とかを読んで「あ、マーケティングってこういうことなんだな。」って思っちゃう方がデメリットがあるなって思います。
その人の言ってることが間違いというわけじゃないですけど、リスクのある考え方だったり、その人だからできることっていうのがあったりするわけです。
例えば「ビジネスで成功したいなら広告をバンバン出すのが正しい!」って考える人もいれば「広告は一切出さないで成長していくのが正しい!」と考える人もいるので。
こういう細かい考え方とかは特に「最初に触れた情報」の影響を強く受けがちなんですね。
私はアイシールド21を読み込んでいたからこそ、リスクを低くした上でマーケティングをすることができるようになったし、堅実的なビジネス思考に関して言えば自信があるとまで言えます。
そう思えるようになったのは完全にアイシールド21の影響だし、マーケティングを学ぶ前にアイシールド21を読み込みまくっていたことが理由です。
これからマーケティングを学びたい!マーケティングを学び直したい!と思う人には、本気でアイシールド21を読むことをおすすめしたいです!
アイシールド21を読み込みまくった私には「マーケティングの柱・軸」というものがあります。
それを持っていることが私のマーケターとしての強みだし、他の人からしても強みになり得るものだと思うので、是非アイシールド21を読み込みまくってみてください。
アイシールド21は共通の理解を得られる
マーケティングの基礎力を身につける為にアイシールド21を読むべき理由はこれが大きいですね。
漫画は共通の理解を得られるという絶対的メリットがあります。
例えばアイシールド21を読んだら
- セナ君、走るのが速い。
- ヒル魔、頭良い。
- 進、努力する天才。
- 阿含、100年に一人の天才。
…など。
ということが読者の間で共通理解として得られます。
これがめちゃくちゃ価値あること。
有名なマーケティングの本を読んだり、セミナーとかを受けさせても感じることは人それぞれだし、同じことを理解できるか?って言われたら多分無理だと思います。
一人がその知識を得られたとしても、結局一人だし、効果の最大化は期待できないのでチームとして考えた時は「あんまり」だと思います。
この記事で書いたことは私なりの解釈を多く含んでますけど、アイシールド21のストーリーから大きく逸れているわけじゃないです。
ほぼ全て「アイシールド21という漫画の中で得られるもの」になってます。
何が言いたいかっていうと「上に書いたことはアイシールド21を読み込めば、みんなが同じように得られるもの」ということ。
マーケティングのセミナー?とか講座?とかを一人が受けてスキルアップするのも大事ですけど、それよりみんなが同じマーケティング基礎力を持っている方が私は良いと思ってます。
それができるのがアイシールド21という漫画なんですね。
これについての詳しい話はここでは書かないですけど、私からするとこれは凄いことだと思ってるし、確実にプラスになる要素だと思ってます!
是非、マーケティングの仕事に興味があるよ!っていう人は読んでみてほしいです。
アイシールド21が与えてくれた選択肢
アイシールド21を読むことで私はいろんな選択肢を学べたと思ってます。
例えば、目の前に大きな開かない扉があったとして…
- その扉を頑張って開ける
- その扉を仲間と協力して開ける
- その扉を才能で開ける
- その扉を圧倒的努力でこじ開ける
- その扉を天賦の才でブチ開ける
- その扉を絶対的な力で破壊する
- 開かない扉なら押してみる
- 開かない扉なら引いてみる
- 開かない扉なら開けない
- (その他いろいろ)
こんな感じで、いろんな捉え方ができるようになったのは完全にアイシールド21のおかげ。
それが私の場合、マーケティングの思考力に繋がってるし、繋がったからこそ「本当に役立つ漫画だった!!」とここまで語ってるわけです。
今、冷静になって考えてみても、アイシールド21で学んだことは他の本で学ぶことができなかったなと。唯一無二だし、情報量・役立つ度合い・分かりやすさはホントに完璧で最高だと思ってます。
だから最初にも書いた通り、マーケターとしての私の絶大な強みは「アイシールド21を読み込んだこと!」だと言えます。
ネタじゃなく本気でそう思えるくらい読み応えのある漫画なので、是非とも一度読んでみてほしいです。
アイシールド21がマーケティングの勉強に役立つ理由
アイシールド21がマーケティングの勉強に役立つ理由は本当にいろいろあるんですけど、大きなものを改めて挙げるとすると「ヒル魔と泥門デビルバッツ」にあったと思います。
泥門デビルバッツは超弱小チーム。
試合では基本無得点だし、そもそもまともなメンバーで試合することができなかったチームです。※本当はもっとひどい状況。
タイムリミットは2年の夏休み明け9月までなので、約6ヶ月でクリスマスボウルに行けるチームを作らないと「本当に終わり」という状況でした。
一言で言ってしまえば「ガチの絶望的状況だった」ということ。
そんな状況を変える為に、ヒル魔がやったこと、考えていたこと、いろいろ込みでめちゃめちゃ役立ったんですよね。
もし、主人公のいるチームが既に最強だったら、おそらくここまで書いてないと思うし、書けなかったと思います。
泥門デビルバッツの絶望的な状況がリアルのマーケティングで言う「絶望的資源不足の状況」と結びついたからこそ、マーケティングの勉強にめちゃめちゃ役立ったんですね。
特に最終巻のヒル魔の名言は、私の仕事を支えてるとまで言えます。むしろ、それがなかったら今、私はマーケティングの仕事ができなかったと本気で思います。
逆に言えば、それだけのことがアイシールド21という漫画に詰まっているということ。
なので、みなさんもアイシールド21を読み潰してみてください。きっと何かが見えてくるはず。
※ちなみに、アイシールド21で身につけた私のマーケティングスキルは絶望的資源不足の状況がベースになっているので、超ベンチャー企業向きだと思ってます。
ベンチャー企業はあらゆる資源が不足しているのが普通なので、そんな状況でこそ私のマーケティングスキルは活かせると思ってます。
…まぁ私、ベンチャー企業嫌いなんですけどね笑。
アイシールド21を読んで思いついた「強いマーケティング力」がある会社を作る方法
会社という組織がマーケティング力でぶち抜ける方法の1つは、あるチームの特徴そしてある選手の言葉から学びました。
そのチームは1軍全員が「ある共通の力」を持ってます。
しかもその力は控えめに言ってもヤバいです。
さらに「ある共通の力」を持った選手達は「ある共通の想い」で結ばれてます。
だからどう考えても強すぎなんですよ。
私はアイシールド21を読み込んで「あ、これだわ。」って思いました。
そして、アイシールド21を読み込みまくった結果「いや、多分これならいける。」っていうアイデアも見つけました。
強いマーケティングスキルを1人が持っていても、組織は強くならないということは理解してます。
逆に、強い組織を作るためには
- 共通の強いスキル
- 共通の強い想い
- 共通の理解
これが必要っていうこともアイシールド21を読んで理解しました。
なので、仮に私が「強いマーケティング力がある会社」を作るとしたら多分いい会社になると思ってます。
…っていうところまで、1つの漫画から考えることができました。
ここまでいろいろ書いてきましたけど、私が伝えたいことは2つ。
- アイシールド21はマーケティングスキルの基礎を身につけることができる
- だからアイシールド21を読んだことがない人は是非読んでみてほしい
ということです。
連載終了から10年以上経った今でも、学べることはたくさんあります。
ストーリーが面白いのはもちろん、仕事に役立つビジネス本としても読めるので、私的には一石二鳥以上あると思ってます。
私もまだ普通に読み返してるし、なんならちょっと前に全巻買い直したレベルなので、本当に一度読んでみてほしいです。
よろしくお願いします。