心理学ベースのマーケティングについて学べるいい本があるので紹介します。
この本を買った理由
私がこの本を買った理由は『なんかいい本だと言われていたから』です。
基本的に私は横文字多めの本は苦手なので、よっぽどのことがない限りこういう系の本は買わないんですけど、マーケティング業界?ではかなり有名な本なので買って読みました。
だいたいは常識的な話なので「まぁ、そうでしょうね。」という内容ですけど、初心者マーケターからするとテクニック的な面でいい学びになる本かなと思います。
おすすめする理由
私がこの本をおすすめする理由は『心理的トリガーがまとまっているから』です。
タイトルにもある通り、この本はマーケティングで使える心理的な考えが30+1個まとまってます。
例えば『お客さんにとってマイナスのことは早めに伝える』とか『人には収集欲がある』とかね。
だらだらと話が書かれているわけではなく、テーマごとに区切られているので、内容的にはサクッと読めるし、結果的に全部大事な話なので知らない人からするといい本だと思います。
まぁ私は既に数冊マーケティング本を読んでいたし、普通に仕事もしていたので知っていることが大半でした。なので新しい学びというのはあんまりなかったです。
でも普通におすすめな本なので、買って読む価値は十分にあるかなと思います。
おすすめポイント
この本のおすすめポイントは主に以下の通り。
- 基本的な心理学マーケティングを学べる
- 今後のビジネスに活かせる知識が学べる
それぞれ解説します。
基本的な心理学マーケティングを学べる
これを心理学マーケティングと呼べるのか?は知らないですけど、一応マーケティングに関わる心理的な考え方が学べます。
結局のところ、ビジネスの対象は人がほとんどで、その人の行動は心理の影響を強く受けるものなので『マーケティングの仕事をするなら最低限の心理的な知識は必要』ということになります。
それを学べるのがこの本なので、書店でパラっと見て知らないことが多そうなら読んでみるのがおすすめ。(逆に知ってることばかりなら読まなくてもいいかも)
今後のビジネスに活かせる知識が学べる
この本はセールス系にはダイレクトに影響を与えます。
例えば既に何かのビジネスをしていて「もっと売り上げを伸ばしたい!」とか思ったときに読むべき本なのかなと。
だから初心者マーケターのホントに初期段階ではあんまりおすすめしてなくて、マーケターとして仕事を始めた後に読むとこの本の価値を発揮できると思います。
人によっては数倍~数十倍とか売り上げ伸ばせる可能性も全然あるのでね。
読むべきポイント
この本の読むべきポイントについて軽く触れておきます。
p.65
個人的にこの本で一番重要だと思ってるのがp.69の話。
マーケティングは『当たり前のことを当たり前にやればいい』ってことが結構多いんですけど、意外?とそれができてないことがあったりするんですよね。
その中でもこの話は『やろうと思えば誰でもできること』だと思うので、初心者マーケターは意識して取り組んでみてほしいなと思います。
p.76
これも当たり前の話ではあるし、特に今の時代はかなり重要な話かなと思います。
意識してなくても既にできている人はきっと多いだろうけど、ここで改めてその重要性を学んで意識して仕事していけるといいなと思います。
p.122
これも当たり前の話ではありますけど、普通にめちゃめちゃ重要。
個人的に「いや、これマーケティング関係あるのか?」とさえ思っちゃうレベルですけど、マーケティングの話として出てくるということはつまり『それができてない人が普通にいる』ということです。
あなたはきっとこれからマーケティングを学んだり、これからマーケティングの仕事をする人だと思うので、だったら最初からこの話が常識化しているマーケターになっちゃう方が絶対いいので、この話はよく読んでおいた方がいいと思います。
p.161
個人的にこの話は「あぁ、確かにそうだわ。」と改めて強く理解しました。
結局のところ、これも初めて聞く話ではないだろうけど、それがマーケティングにおいてめちゃめちゃ重要であるということを再認識するだけでも価値はあるかなと思うので、ぜひとも強く意識しながら読んでみてください。
p.188
これも「ほんとそれ。」と思うくらいの話。
あなたがマーケティングをどのように捉えているか?は知らないですけど、基本的に複雑であっていいことってあんまりなくて、求められてるのは『とにかくシンプル』だったりします。
もちろん、例外もありますけど、基本的な考えとして『シンプルであればいい』と思ってていいかなと。特に最初のうちはね。
そういう話が書かれているので、ぜひとも意識して読んでみてください。
心理学マーケティングについて学べるおすすめ本
『シュガーマンのマーケティング30の法則』という本を紹介しました。
正直、この本は当たり前のことが書かれていると思ってて、特別覚えないといけない話というのはない気がします。
私がこの本を読んだときも、ほぼ全てマーケティングにおける常識だと思ってたし、当たり前だと思ってました。(新しい学びは多分なかった)
でも逆に言うと『この本に書かれていることが常識化してないのなら、この本を読む価値はある』とも思うので、各自の知識レベルに応じて読むかどうかを判断してみてください。
ただし、基本のマーケティング論ではなく『心理的・テクニック的なもの』なので、最初に読むのはあんまりおすすめしません。
マーケティングの仕事を始めたときや、自分で何かしらのビジネスをするときに読むのがいいと思いますね。