アイシールド21の名言・名シーンとして挙がるのが小判鮫先輩のシーン。
今回はその話を書いていきます。
めちゃめちゃ感動するシーンなので、よければ再度チェックしてみてください。

今までで一番楽しかった
いいんだ俺
6年目の…今年最後で お前らが入ってくれて
練習すごすぎでさ 今までで一番きつかったけど
今までで 一番楽しかった…
(引用)
原作:稲垣理一郎
漫画:村田雄介
出版社:集英社
巻数:15巻
ページ数:56.57p
小判鮫先輩の想いにグッとなる
このシーンのいいところは『ここまで純粋にそう思えることが素晴らしい』と思える点。
巨深ポセイドンは弱くもないけど強くもないというチームで、関東大会にはいけそうにないというチームでもあったわけですけど、筧君たちが入ったことで『わりとガチで関東大会いけるチーム』にまで成長したわけです。
筧君たちが入ったことで今まで以上にキツい練習をして、今まで一番ツラかったけど、それでも今までで一番楽しかったと心から思える経験ってホントに凄いなと思うんですよね。
そんな経験って意識してでもできることじゃないし、世の中そういう経験ができる方が稀だと思うし、だからこそ「あぁ、このシーンヤバい…。」となるんですよね。
※ちなみに小判鮫先輩、筧君たちのキツい練習になんだかんだついてきたのホントすごいなと思います。そこも好きポイント。
小判鮫先輩の気持ちがツラくもある
これはアイシールド21の名シーンとして挙がるくらい良いシーンなんですけど、小判鮫先輩の想いにグッとなるのがやっぱりいいんですよね。
というのも、私たち読者側からするとむしろ小判鮫先輩の立ち位置だと思うわけです。
凡人で特にすごいことができるわけじゃないのに、後輩がすごい強くて、なんならガチの天才いて、そのときに感じる何とも言えない感情ってすごい分かるなぁと思うわけです。
例えば一緒にいるときは先輩・後輩の仲だけど、陰で「あの先輩弱いよね~。」とか言われてるんじゃないかとか、そういうのって経験してなくてもなんとなく分かるじゃないですか。
小判鮫先輩も言ってたように、自分たちは役立たずなんじゃないか?とか思ってたりするのを見てると「あぁ、それはそれでツラい…。」と思っちゃいますよね。
それは仮にチームが強かったとしても。
後輩たちいいやつすぎる件
小判鮫先輩たちは後輩からあれこれ言われてるんじゃないか?と思ってたわけですけど、そんなこと一度も思ったことないと言った筧君たちいいやつすぎませんかね。
個人的にそのシーンもめちゃめちゃ感動してて「あぁ、いいわ~。」となりました。
というか、それあっての『今まで一番楽しかった』という名シーンがより響きますよね。
リアルなところで言えば、筧君たちほど身長高くてスポーツできたら調子に乗るだろうし、先輩とか見下す気持ちもきっと分かるだろうし、リアルにそういう人っていたりすると思うので、この後輩たち(=筧君たち)のいいやつ感もグッときます。
まとめ
小判鮫先輩の名シーンについて書いてみました。
小判鮫先輩は天才ではなく凡人ですけど、凡人だからこそ私にもグッと響くなと思います。
もし小判鮫先輩がガチガチの天才で、同じような言葉を言っていたらそこまで響かなかっただろうし、感じ方も違ってただろうなと。
改めて読むとホントこのシーンいいですよね。
小判鮫先輩もですけど、筧君たちの想いも含めてアイシールド21の名シーンとして好きだなって思います。読むたびに「あぁ…。」ってなります。

